第30話 サンタモニカツアー

UCLA周辺にある学生街を通ってサンタモニカへ向かった。サンタモニカの名前の由来となったといわれる聖モニカ像を横切り、適当なところで駐車すると、今度はサンタモニカ・ピアを見に行った。

サンタモニカ・ピアは、サンタモニカのシンボルともいえる古い木の桟橋で、どことなくノスタルジックな雰囲気が感じられる場所だ。浅橋上には遊園地があり、いかにも有名な観光地といった様相で、実際、多くの映画やドラマでこの場所が使われているらしい。

ピアに近づくにつれて潮の香りがしてきた。僕のホームタウンの平塚も海の町なので、潮の香りがすると、僕はいつもホームタウンに帰ってきたという感覚になる。この時も例外でなく、「帰ってきた」という気分にさせてくれた。

アメリカ大陸は、太平洋を流れるカリフォルニア寒流の影響で西や南に行くほど涼しく、東や北に行くほど温かくなるそうだ。なので、カリフォルニアは基本的に寒流なので水温は低いという事になる訳だが、11月なのにも拘わらず水着で海に入っている人もいた。外では既にコートを着た人もいるというのにいろんな人がいるものだなぁと思った。

ビーチには沢山の十字架が規則正しく並んでいるエリアがあった。何やらこれはちょうど二千個あるらしく、イラク戦争で戦死した兵士の数が二千名を超えた事に対する政府への抗議の意味で用意されたものなのだそうだ。

イラク戦争では、戦争を起こしてしまった原因が未だに不透明で、独裁者は捕らえられたものの、イラク国内には未だに戦争同様のテロ行為が絶えない状況となってしまっている。僕達一人一人では余りにも無力だが、こうやって立ち上がる民衆が増えたとしたら、もしかしたら状況が逆転出来る日が来るかもしれない。

何故か話は、日本の自殺者が3万人を超えているという話から日本のBSE対策についてのアメリカ側の見方の話まで話が及んでしまい大分暗い話になってしまった。

天気もどんより曇っていて、あまりカリフォルニアにいるという感覚ではなく、晴れている時のピアも見てみたいなと思った。気持ち良さそうだし。
ピアを一通り歩いて回り、続けてサンタモニカ・プレイスというショッピングモールを通って、今度は3rdストリート・プロムナードとう通りに出た。

途中、中学生くらいのストリートパフォーマーがエレキギターをかき鳴らしながらロックンロールを熱唱していたのだが、若いのに歌がめちゃくちゃうまくて、彼からアメリカンドリーム大のでっかいスケールを感じた。

その後、ホテルに向かう途中に、僕のわがままでパタゴニアという洋服屋に寄ってもらい、アメリカ北部滞在に備えてジャケットの下見をした。

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