第36話 カミング・バック・ザット・ナイトメアー

空港を通り過ぎて終点まで行ってしまったバス停から何とか次の空港行きへのシャトルバスに乗れた訳だが、「よぅし!空港に着いた!それ降りろ!」と逸る気持ちを抑えきれず、空港に入ってすぐのバス停で僕は下車してしまった。

そのバス停は空港内には間違いないのだが、どうやら目的地と正反対のポイントだったらしく、目的地まで歩いてどの位かかるのかは全く計算不能で、時間的に全く予断を許さない状況だった。

サンフランシスコでの悪夢が頭の中を過ぎった・・・

U字型になっているロサンゼルス国際空港のターミナルは考えられないほど不便で、イメージ的にはU字の片方の先っぽ地点でバスを降りてしまった僕は、U字の反対側の先っぽ地点にあるユナイテッド航空のターミナルまではるばる歩いて行かなければならなかった。再びバスに乗った方が良いとは夢にも思わずに・・・

チェックイン時刻のデッドラインの1時間前は容赦なく迫ってきていて、いよいよヤバイと思ってそりゃぁ走ったさぁ!

走っている途中で「ヘイ!ナイス・シャツ!」と声をかけてくる人がいて、「おぉ!さすが!ユニクロもやっぱ世界レベルだ!」と一瞬喜びに浸ってしまったのだが、ただの勧誘の為の一声だったという事に気づくと、ただただ時間のロスになっただけで、いちいち立ち止まった事を後悔した。

その後も走り続け、何とか走って出発の1時間前にはユナイテッド航空のカウンター前に到着した。

サンフランシスコ国際空港での苦過ぎる過ちを繰り返さない為にも、念の為、事前にどの列に並べばよいかを係りの人に聞いて正しい列に並んだ。

ここの空港での発券方法は、カウンターでの係員の対応に加え発券機でも行われていて、僕はちょうど発券機での購入となった。ガイドが英語だったのもあり、発券機による発券は困難を極め、登場時刻までの残り時間が僕の胸を圧迫し、僕の心臓を激しく鼓動させた。

一刻も早くここをクリアしなければと思い、近くのユナイテッド航空の係員さんにやり方を聞いたのだが、あまり丁寧に教えてくれなかった。やはり、英語が全然話せない人に対して、客商売をしているアメリカ人の対応は全体的に冷たいなと思った。

何とか発券機による航空券発券をクリアし、かなりバタバタしながらセキュリティーチェックを受けた後、搭乗ゲートの69Aまで足早に向かい、乗り遅れる事もなく予定通り航空機に乗り込み、無事シアトルへ出発する事が出来たのだった。

 読者の皆さん、お疲れ様でした。ここまでお楽しみ頂けましたでしょうか?まだ五合目を通過したばかりですので、ここらで少し目を休めてから後半をお楽しみ下さい。

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