第60話 母校編

05-11-23_10-08

湘南平の駐車場からまた車に乗り込み、今度は僕の母校の神奈川大学平塚キャンパスに向かった。

神奈川大学の平塚キャンパスは、平塚駅から相当離れた周りにコンビニの一つもない山奥にあり、豊かな自然に囲まれてはいるのだが、遊び盛りの大学生には物足りない事請け合いといったキャンパスだ。

ちなみに、神奈川大学は、県名を使っているにも拘わらず国立ではない唯一の大学だ。

祝日なので学生はほとんどおらず、活気がなかったからなのか分からないが、アメリカで見てきた名門大学に比べてしまうと、果てしなく見劣りしてしまった。

車でキャンパスをぐるっと一周してみて、適当なところで降りて軽くキャンパス内を歩いてみた。

う~む、確かに4年間通ったキャンパスなのだが、全然思い入れがないのは何故だろうか。

ニックスも、この何でもない大学キャンパスから感じた事はほとんどなかっただろう・・・

僕は、大学の4年間、勉強が嫌いだからって音楽くらいしか打ち込むものがなく、この貴重な大学生活を無駄にしてしまったという未練にも似た気持ちがあって、この年になって、もう一度大学生活を最高に意味のある形でチャレンジしたいと思っている。

それは恐らく日本の大学では難しく、それも誰かに頼っていたらまず不可能だろう。

だから、僕は仕事をしながら自分で英語を勉強し、学費を溜めて自分の力で教育の国アメリカへの留学を実現させようと奮闘中だ。

幸い、今、僕のすぐ傍には、僕のその目標をほぼ達成している先駆者がいる。その人とはまだ言語的な障害があるのだが、彼は僕の向かいたい方向を理解してくれているし、僕が働きかけなくても、不思議とその人は僕をその方向に導いてくれる。

この出会いが偶然のものなのか、必然的に起こったのか今の僕には判断出来ないが、どちらにしても、僕が勇気を振り絞って今回のアメリカ一人旅を断行していなかったら起こらなかった。

僕が、自らチャンスを掴みに行った結果、この出会いが導かれたという事は紛れもない事実なのだ。

やらなかったら、当然の事ながらその効果は0(ゼロ)だった。

だが、僕はそれをやったから、その効果は「未知数」となった。

もしかしたら、そういったチャンスなんてそこら中に転がっていて、手を伸ばせば常に届く範囲にあって、僕達一人一人が行動範囲を広げていろんな物事に関わるようになれば、各人が自分にあったチャンスを掴み取る事なんて思いのほか容易なのかもしれない。

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