衆院選2012(10)【TPP】参加・不参加それぞれの場合の成功シナリオ

TPPについてもいろいろな憶測が飛び交っていますが、僕の意見は至ってシンプル。TPPに参加しようがしまいが、僕ら国民次第でチャンスに出来るってことです。この記事では、TPPに参加の場合、不参加の場合、それぞれの成功シナリオを想定してみたいと思います。

TPP(環太平洋パートナーシップ)協定とは、環太平洋地域の国々による経済の自由化を目的とした、要は経済ブロックのことで、「聖域なき関税撤廃」なんて表現されます。今までそれぞれ国境に沿って防波堤のような役割を果たしていた関税が撤廃されるので、海外からの波に影響されやすくなり、場合によってはそのままのまれてしまいます。

イメージとしては、経済活動が国家より上位で行われるようになり、国家による経済活動の制御が難しくなります。場合によっては、ブロックの中で弱肉強食の競争が行われ、勝ち組、負け組がはっきりしてしまうかもしれません。競争力のない国は悲惨な運命を辿ることも考えられます。また、EUやTPPなどの経済ブロック間の軋轢が激しくなると、戦争に発展する可能性もあります。20世紀の二度の世界大戦は、現在加速している経済のブロック化が発端になりました。

ただ、TPPに不参加の場合も、日本の危機に変わりはありません。TPPに不参加ということは、どこの経済ブロックにも所属しない孤立した状態を意味することになります。現状では、国際的に孤立した状態でやっていけるほど日本に国力があるのか疑わしく、TPPに不参加の場合でも最悪のシナリオは厳然とあります。

そんな中で、冒頭で言った通り、TPPに参加しようがしまいが、日本国民次第で国益、ブロック益、地球益にすることは可能です。

TPPに参加の場合の成功シナリオ

  • 国民が積極的に参加して政府に協力して政治的に賢く交渉を行い、消費者としても国益を守るための賢い消費活動を行う。
  • TPP内の経済ブロックを、中国やインドなど台頭する国に対抗するための戦略ブロックと見立て、ブロック内での搾取や足の引っ張り合いを避け、連携して建設的に経済交流を行い、ブロック内のボトムアップを図れるように、国民が積極的にリード・調整する。
  • 経済ブロック間の溝を作りすぎないように、ブロック内の利益だけを優先して他のブロックを陥れることはせず、常に地球益も追求して平和を維持出来るよう、国民が積極的にリード・調整する。

TPPに不参加の場合の成功シナリオ

  • グローバリゼーションから降りて、国民が積極的にローカリゼーションをおし進め、日本の各地域の出来るだけ小さい範囲で経済活動を完結させ、お金がローカルの範囲内で循環するように調整する
  • エネルギーの資源の不足を、地域独自の特色ある経済活動で補い、その集大成として、人口当たりで地球に最も負担の少ない国家を目指し、ローカリゼーションの成功例として、世界の国々がローカリゼーションの方向へ舵を取るように働きかける。
  • 結果的に、世界のそれぞれの地域が、貧しくとも循環型の安定した経済を行うようになり、地球環境にも負担をかける必要もなくなる。(もちろん、地域間、国家間の文化交流は引き続き行う)

 

どちらも最も都合の良いシナリオなんですが、こう考えると、TPPに参加しようがしまいが、僕たち国民が有権者としても消費者としても賢くならないと話にならないということになります。

なので、TPPに参加か不参加かの議論より、僕たち国民が、何が起きても柔軟に対応出来る能力を、どうやって付けていけるか、という議論の方が重要だと思うんですよね。

Similar Posts:

コメントを残す