衆院選2012(21)「ネット選挙」に関する橋下徹さんの体を張った問題提起について

もう大分落ち着いて来てしまったんですが、日本維新の会の橋下徹さんが、衆院選の公示後もツイッターを更新し続けていることが大きな話題になりました。

日本ではまだネット選挙は解禁されていません。解釈が曖昧なのですが、ほとんどの選挙の候補者は、選挙期間中はツイッターの更新もブログの更新も控えます。

そんな中で、橋下さんは、このルールへの問題提起の為に、あえてツイッターを更新し続けたようです。普段は橋下さんに否定的な人でも、その姿を応援する人は沢山いたようです。元弁護士ということもあって、公職選挙法に抵触しない範囲を把握していたのかもしれません。

以下は橋下さんのツイッターのつぶやきです。言っている通りだと思います。

公示後の僕のツイッターが、公選法違反かどうか議論されている。結構なことだ。官僚組織がいかに硬直的か、社会的妥当性(常識)より、一度作ったルールを 死に物狂いで守る習性がよく現れる論点だ。まず公選法で文書配布に制限があるのは、無制限だと金のある者が無制限に文書をばらまくだろうと。

公選法の趣旨は、金のあるなしで選挙運動に不公平があってはならないということ。ちょっと待ってくれ。ツイッターやSNSは、無料だ。誰でもできる。金のあるなしには関係ない。どれだけ広がるかは、個人次第だ。それと既存の政党は莫大な政党交付金を受けている。

 

脳科学者の茂木健一郎さんは、そんな橋下さんの問題提起を受けて、論点を以下のようにまとめました。(※詳しいことは、茂木さんの連続ツイート「ネット選挙の議論を深めよう」で説明されています。)

改めて論点整理。(1)規制の曖昧さで必要以上に萎縮するのが日本の風土病(2)橋下徹さん(@t_ishin)のツイートは、公選法に違反しない形で行われている(3)橋下さんのツイート続行は、すばらしい問題提起(4)立法論として、ネット選挙は解禁されるべき。

確かに、「規制の曖昧さで必要以上に萎縮する」のも日本の風土病であり、「お前だけズルいぞ」と言って、そこから「出る杭は徹底的に打つ」のも日本の風土病だと思います。で、結果的に何も変わらない。こういったことは、もしかしたらネット選挙の件以外でも沢山あるかもしれません。

今回の場合、少なくとも、こういった風土病は日本のためにはならないので、出る杭であっても、その体を張ったリスクを讃え、足を引っ張らずに応援してあげたいと思います。

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