衆院選2012(28)「参加して育てる育政」が機能している数少ないケース:公明党

日本の政治をバージョンアップさせるのに、避けては通れない道があります。

以下は、NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹さんが、ブログ記事「僕が出会ったまともな政治家たち」の中で紹介していた公明党の高木美智代議員についてのコメントです。(SYNODOS JOURNALで掲載された湯浅誠さんとのインタビューもお勧めです)

最初お会いした時には、宗教政党でもあるので、狂信的な人が出てきたらどうしよう、とびくびくしていたのですが、全くそんなことはなく、至極常識的で穏やかな人だったので、自分の無知が気恥ずかしくなりました。
更に、彼女は子育て支援の現場という現場を見まくり、ものすごい詳しくて、「政治家なんて多分この程度しか知らないだろう」と高をくくっていた僕は、びっくりしました。

その後公明党の議員の人と会うと、皆福祉については相当勉強されていて、議員を鍛える仕組みができているのに驚きました。つまり、学会員の集まりに顔を出し、アレはどうなっている、これはどうなっている、と突かれまくる、というようなシステムになっているらしく、そうするとどうしても勉強せざるを得なくなるわけですね。しかも得票数はある程度安定しているので、使い捨てられることなく、ノウハウが蓄積する、という。

こういう「政治家を育てる仕組み」を一部の政治コミュニティだけに留めておかないで、日本全体でやればすごく日本の政治がバージョンアップするのに、、、と非常に勉強になる経験をさせてもらいました。

この駒崎さんの話の中で、重要なことがいくつか示唆されていると思います。まずは、「宗教政党だから」とか「政治家なんてどうせ…」とかいう偏見で高をくくっている限り、議員や政党のありのままの姿は見えてこないということ。

そして、同じくらい重要なのが、僕たち国民が「放置して消費する政治」から「参加して育てる育政」に行動をシフトしていく必要があるということ。

公明党の支持者は、思考停止状態で支援をしている訳ではなく、リスクを背負って選挙支援をするからには、支持した議員や党に対して厳しく監視し、積極的に働きかけます。駒崎さんの言葉にある通り、簡単には見放さず使い捨てにはしないので、議員も育つし、政党としての実績も蓄積され、党内の合意も方向性も安定します。

個人的には、地方から国会へつながる「ネットワーク性」という財産で書いた公明党の「フラットなネットワーク性」に加えて、この「支持者の質による議員や政党の強さ」が、公明党を支持する最も大きな理由になってます。

日本の二大政党の自民党も民主党も、風が吹けば簡単に倒れることが明らかになりました。それは、投票者や支持者の質の問題に由来すると思います。消極的に選ばれて、簡単に見放されて捨てられるのです。恐らく、そういった流されやすい支持者の下では、例え第3局の政党でも、同じように風が吹けば簡単に倒れてしまいます。

駒崎さんが別の記事「放置して消費する政治はもうやめて、参加して育てる「育政」をしよう!」でも書かれている通り、日本の国民の多くがしていることは「放置して消費する政治」です。

そういった意味だと、「参加して育てる育政」が出来ているのは、現状では公明党を取り巻く環境しかないと思います。公明党が特に良いという訳ではなくて、他の政党がお話にならないんです。

駒崎さんの言うように、公明党だけでなく、日本全体で「参加して育てる育政」の流れが確実になれば、日本の政治はバージョンアップしていくと思います。それで公明党が、フェアな評価の上で他党との荒波の中に埋没するのであれば、日本にとってとても好ましいことです。そして、それは僕の望むところでもあります。

誰がその「参加して育てる育政」をするのかといえば、たとえばあなたです。僕は必ずしも公明党やその議員を育政しろとは言いません。あなたが選んだ投票対象に対して責任を持ってしてもらえれば十分です。

みんなでそれぞれ自分の支持対象を育政していけば、日本は確実に変わっていきます。

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