衆院選2012(32)選挙後でも参加する手段は沢山ある!

今回の選挙は「自民圧勝」という結果に終わり、歓喜した人も絶望した人もいたと思います。

しかし、昨日も書いた通り、肝心なのは「これから」です。選挙で「負けた」と感じている人も、これからの参加次第で十分に政治の恩恵を受けることが出来ます。

ということで、今日は、僕たち市民が「どこまで参加が可能なのか?」、「何から始めればいいのか?」、「具体的に何が出来るのか?」を書きたいと思います。

 

どこまで参加が可能なのか?

以前、「市民参加のレベル」を科学する -A Ladder of Citizen Participation-という記事で、市民参加のレベルを8段階に分けた「はしご」を紹介しました。下は「ごまかし」から上は「市民による支配」まであります。

Nonparticipation(不参加):

1. Manipulation(ごまかし)
2. Therapy(セラピー)

Tokenism(形だけの平等主義):

3. Informing(告知)
4. Consultation(相談)
5. Placation(慰め)

Citizen Power(市民の支配権):

6. Partnership(パートナーシップ)
7. Delegated Power(委譲された権限)
8. Citizen Control(市民による支配)

まずは、僕たちの身の回りの行政機関が、今、どの状態にあるのかを知ることが大事だと思います。

そして、僕たち市民が最大でどこまで参加可能なのかを知り、どこまで自分たちを高めたいと思うかを身の回りの人たちと共有する。

一番大事なのは、それを「誰がやるのか?」を見誤らないことだと思います。

 

どこから始めればいいのか?

タレントのハリス鈴木絵美さんが、“今こそ、民主主義の練習をしよう”−Change.orgのハリス鈴木絵美さんに聞く−で、市民参加への第一歩として熱く語っていました。

ビッグ・ピクチャーのポリティクスじゃなくて、もっとリトル・ピクチャーのポリティクスから始めて、民主主義の”練習”をしていかないと。だっていきなり デモに行くなんて、普通の感覚からしたらまだまだすごく難しいじゃないですか?だからそういう小さい所から始めないと駄目なんじゃないかなって思いますね。たとえば自分の家の近くにある木が伐採されてしまうことになってすごくかわいそうだから、30人の賛同者を集めてそれを食い止めたとか、そういう話です。

(16) 身の回りの身近な政治から始めようでも書いた通り、広い意味で考えれば、「政治」とは、実は、僕たちの身の回りのあらゆるところで起こっていて、友達と遊んでいるだけでも、「何をするか?」「どこに行くか?」などを決めるのに、政治的なやり取りが発生します。

「家族」もコミュニティの一形態であり、簡単に家族をやめられない分、普段でも政治的なやりとりが濃密にされているはずです。住宅地に住むだけでも、近所の騒音やゴミ問題など、我慢にも限度がある問題が発生するかもしれません。

プライバシーを盾に他人からの干渉を遮断した状態から一歩踏み出して、他人との日常的なトラブルや衝突の中に身を投じ、試行錯誤しながら解決していくことこそ、誰でも始められる民主主義の最高の練習だと思います。

 

具体的に何が出来るのか?

これについては、NPO法人フローレンスの駒崎弘樹さんが選挙結果に凹んでる人、実は勝負はこれからだで紹介していた選挙以外に僕たちに出来ることを紹介していたので、引用させてもらいます。

1.景気・経済成長に僕達ができること
 「起業しよう」or「自分の会社を儲けさせよう」

2.膨れ上がる社会保障費に関して僕達ができること
「NPOを起業して、行政より安く、上手くやろう。無理ならNPOを寄付やボランティアで応援。」

3.日中・日韓関係に関して僕達ができること
「中国人と韓国人の友達つくって、メディアを通さない生の意見交換をしよう」

4.教育に関して僕達ができること
「わが子のPTAや保護者会に積極コミット。子どもの良い所を褒めて伸ばし、先生も褒めてあげよう。」

5.子育てに関して僕達ができること
「早く帰る。そして家族で食卓を囲み、父親が家事育児も『もう一つの仕事』として担う」

6.行政改革に関して僕達ができること
「自分の選挙区の政治家を育てよう。良いことしてたら褒め、ダメな点は具体的に注意。」

7.高齢社会に関して僕達ができること
「自分の親と介護について話そう。どう予防できるか、『我が家健康プラン』を策定しよう」

8.復興に関して僕達ができること
 「復興支援NPOに寄付しよう。そして被災地に旅行に行ったり、農産物を買ったりしよう。」

9.自殺問題に関して僕達ができること
「近くで悩んでいる人がいたら、声がけしよう。残業しすぎの職場仲間を早く帰らせよう。」

10.次の選挙(夏の参院選)までに僕達ができること
「叩いて鬱憤を晴らすのではなく、良いところは褒め、ダメなところはデータと事実に基づいて意見しよう」

まだまだ僕たちが選挙以外に影響を及ぼせることは山ほどあるはずです。重要なのは、僕たち国民がどれだけ積極的に時間と労力を傾けられるかだと思います。

個人的には、アメリカから帰国後、仕事だけでいっぱいいっぱいになってしまうのは嫌だったので、あえて、地元で定時で帰れて余裕が持てる契約社員という働き方を選びました。休日はもちろん、平日でも会社帰りに地域のボランティア活動など精力的に活動しています。

会社にしがみついて食って行くことだけが目標になってしまうと、当然、それ以上は望めませんが、「市民参加をしっかりしつつ生活を成り立たせる」くらいの目標を持てば、完全にそこまで出来なくても、ずっと力を発揮出来るはずです。

ぜひ、こういった選挙以外の市民参加について、さらに議論を深めましょう!

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