衆院選2012(34)一部で騒がれている「不正選挙疑惑」についてモノ申す

ツイッター上で、先日の総選挙の不正疑惑が一部で湧き上がっています。

最初に言っておきますが、僕は自民党の支持者ではありません。むしろ、自民党の圧勝に対して大きな懸念を持っている一人です。それでも、不正選挙「疑惑」でさらに多くの人が政治不信になってしまうことを危惧しています。

もちろん、一票の格差の問題で元々違憲状態での選挙なので、この点は確実な不正選挙ではあるんですが、これは日本の政治家から国民までの連帯責任だと思います。

それ以外では、いろいろと疑惑がツイッター上で渦巻いていますが、証拠といえる証拠は今のところ一つもありません。傍からみると、選挙結果が気にいらないので、無理やり疑惑をひねり出そうとしている風に見えます。

そんな中で「選挙の公正さが証明されるまでは自公政権には一切協力しない」と言わんばかりの人が多数いるようですが、そういう態度は、日本のためにも、応援する政党のためにも、自分のためにもなりません。

もちろん、不正があったとしたら一大事なので、不正を暴くために動き回るのは止めません。ただし、それと、既に動き出している新政府をサポートするかどうかはまた別の話だと思います。

恐らく、いま噴出している疑惑がすべてすっきり解明されることはありません。確たる証拠がある上で意地でもサポートしないのなら分かりますが、ただ疑惑を持っているというだけでサポートしないというのはフェアではありません。「サポートしない」という選択は、不正の証拠が見つかってからの話だと思います。

僕が調べた限りの不正疑惑情報を、いくつかのレベルに分けて以下にまとめました。今の時点では、一票の格差による不正を除き、証拠は一切ないので、推測の域を出ない情報は、混乱を招くので、容易に拡散しない方が賢明です。

 

不正決定

  • 一票の格差による違憲状態の中での選挙→この点では不正選挙だったことは間違いないです。しかし、最初に書いた通り、責任の軽重はあるにしろ、これはみんなの連帯責任だと思います。

 

グレーゾーンだけど証拠はない

  • 全国49000カ所の投票所のうち16000カ所が投票時間繰り上げ田中龍作ジャーナルからの情報でこれは本当のようですが、果たして、投票率を下げるために、悪意から企てられた工作でしょうか?
  • 「同じような筆跡ばかり」という証言(投票箱がすり替えられた?)→素美女王のブログさんのページの不正選挙情報(情報入り次第、随時追加していきます)で情報が掲載されていますが、誰かも分からない証言だけなので、信ぴょう性は薄いです。「開票作業は全面公開されている」という事実があるのに、このような組織的な工作が果たして可能なのでしょうか?圧勝した自民党が企てたとすれば、野党だった自民党にそんな権力が組織的に行使出来たのでしょうか?
  • 低投票率なのに「投票所は長蛇の列だった」という声が多数「投票率低調」報道の一方で、なぜか「投票所に今までにない行列ができている」という声が多数を見る限り、報告のあった長蛇の列は東京都内と千葉の一部のようです。都内で混む原因は、都知事選も同時に行われたというのがあったと思います。都知事選も含めると、一人あたり、小選挙区→比例→国民審査→都知事選と4回分の投票が必要で、いつもより混むのは必至です。それでいて、東京の投票率は62%台とそれほど低くはありませんでした。それ以外で、「もっと投票率は高かった」と言える根拠が示せるかですね。
  • 集計ソフトに不正が?Canada de Nihongoさんのページで投稿された、日本全国の選挙システムを包括する企業「ムサシ」と社団法人原子燃料政策研究会が裏で不正な取引をして、集計ソフトに細工をして集計結果を操作したという疑惑。真相は分かりませんが、証拠が無いうちは、新政権を建設的にサポートするなど普通に政治参加してほしいです…

 

偏っているように感じる意見

  • メディアが不公正な世論誘導を行った?→公示日あたりに行われた報道各社の世論調査で、自民党が単独過半数を確保する情勢との結果が出ました。これが有利に働いたか不利に働いたかは何とも言えません。少なくともネット上では、その報道を引き金に、反自民のものすごいキャンペーンが展開されました。それによって、自民以外に投票した人も結構いると思います。
  • ロイター、ヤフーの世論調査→オンライン投票による世論調査の結果がどれだけ信頼出来ると思いますか?一番投票率の高い世代が参加していない可能性は高いし、少なくとも、僕はここでは投票していません。自民党の支持がある時点で急激に上がったことを「操作された」と疑惑視する人も多いですが、ネトウヨの方々が徒党を組んで特定の政党に一気に投票することだって考えられます。
  • 小選挙区制は不公平→この制度を存続させてしまった責任はあなたにもあり、存続している限りはその制度の下で選挙戦略を講じるべきです。誰もが、一方的に文句の言えるような立場ではないと思います。
  • 比例代表のリストに「日本未来の党」の記載がないテレビ朝日のサイトにあったANNニュースの情報ですが、確かにあったようです。こういったミスは絶対になくしていかなければなりませんが、長野の4選挙区だけのことなので、選挙結果を覆すようなことではないと思います。そして、これを全国で起こっているような口調で拡散するのはフェアではありません。

 

信ぴょう性がほとんどない

  • 開票率の時間ごとの伸びが違う→江東区の開票結果を見た人で、「0:30以降の自民と民主の開票の伸びが異常に多い」と言っていた人がいますが、これって普通にあり得ますよね…
  • 小選挙区の投票数と比例の投票数が違いすぎる→日本未来の党の候補者のいる選挙区で、小選挙区の得票数に対して比例の得票数が大幅に少なかったケースが多かったそうですが、小選挙区と比例代表で別の政党に投票することは多々あるはずなので、それだけで不正疑惑を持ち上げるのはどうかと…

 

デマ決定情報

  • 都知事選の投票数より衆院選の投票数が120万票も少ない?→僕が不正選挙疑惑に興味を持ったのはこれだったんですが、見事な勘違いから生まれたデマでした。ふるやの森さんのページがソースだと思うんですが、そこで示している衆院選の投票数の数字は、第19回の参院選の結果を見てます。正しくは、衆院選投票率62・20% 知事選62・60%。悪意があったのかどうなのかは不明ですが、この情報をこれ以上拡散させることは、悪影響でしかないです。みなさん、ちゃんとソースを確認しましょう!

 

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「衆院選2012(34)一部で騒がれている「不正選挙疑惑」についてモノ申す」への2件のフィードバック

  1. 「日本未来の党の候補者の小選挙区投票数より比例票が約6割分」の問題は、統計学を学んだ人であれば、ありえないと言うのが一般的でしょう。「これだけでは意図的に操作されたとは言えないと思います。」との結論づけは、あまりにも短絡的で意図的とさえ感じてしまいます。この問題だけをみても票の再チェックが必要と考えます。

    1. Hs-asakaさん、

      事実関係が判明することは僕の願いでもあるので、必要に応じて票の再チェックを 実現できるようにぜひ頑張って欲しいです。僕も応援します。

      ただし、この記事で言いたかったのは、今のところは疑惑だけで確実な証拠はないので、誰かを悪者扱いして足を引っ張るようなことはすべきではないということです。個人的には、現状の疑惑の精度から判断して、不正があったかを追求することに労力を費やすより、現政権にいい仕事をさせるように働きかけたいと思っています。

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