原発にも化石燃料にも依存しないライフスタイルへ

青春18きっぷ+5Linksの九州旅行で、再稼働を準備中?の川内市内にも立ち寄った。たまたま通っただけだけど、いろいろ考えることがあって、とても複雑な気持ちになった。

「安全保障、コスト、温暖化対策より絶対的な安全性が大切と考えるか、事故のリスクはあるが、原子力を利用するメリットが大きいと考えるか」

この記事のすべてに同意する訳ではないけど、原発の再稼働に反対する上でも目を逸らさずに対処しなければならない問題や、実際に自分たちの考え方や行動を変えなきゃいけないことが分かる。この問題は白黒付けられるものではなくて、やっぱりグレーゾーンで議論して現実的な突破口を見つけていくべきだ。

もちろん、僕は原発推進には反対だけど、原発の代わりに化石燃料が燃やされて地球が温暖化することにも反対。どちらも未来の世代を危機に晒すことに変わりはない。

川内原発の再稼働に関して、英国の駐日大使が英国の公式サイトの中の原子力発電所の再稼働に関して:駐日英国大使からのメッセージの冒頭で、下記のように見解を表明している。

英国政府は、この度、九州電力株式会社が原子力規制委員会と鹿児島県の承認を得て、川内原子力発電所1号機の再稼働を決断されたことを歓迎いたします。

必ずしも、英国が正しい考えを持っているとは言わないが、日本ではすっかり忘れ去られている感があるけど、温室効果ガスによる地球温暖化などの気候変動の対策で、日本は完全に後退している。今、気候変動の対策で、日本がどのような期限と目標を掲げているかを意識している人も少ないだろう。

このことだけ考えても、原発を止めれば解決なんてことはあり得ない。原発も温暖化もやめるには、僕たち自身がライフスタイルに革命を起こし、人々の行動に影響を与えていかなきゃいけない。

問題の根源は、エネルギーを爆発的に消費してる人たちが、エネルギーを浪費するばかりで、十分な価値を生めていないことだと。浪費してるのが誰かというと、紛れもない僕たち。僕たちがライフスタイルを劇的に変えないと話にならない。

実は、個人的に、2012年の段階で、「脱原発後の持続可能な暮らし」の現実的なイメージを記事にしてあった。

そこでは以下の4つの条件を示した。

  1. 生活圏の分割・縮小
  2. 住宅を含めたスペースやモノの他人との共有
  3. エネルギーや資源の価値的利用(浪費や贅沢には課税)
  4. 情報や芸術などモノより「価値」を交換する経済

このアイデアが必ずしも正しいとは限らないけど、反原発の人の声の大きさやデモの大きさの割には、こういった原発のない現実的なライフスタイルのイメージや、反対活動とは別の自発的なライフスタイル変革の行動が見えてこないのが残念だ。「脱原発」だけが目的や目標になってしまうのも不十分だし、当事者意識がなく実際の行動が伴わない反対活動も社会に混乱を招くだけだ。

個人的には、元々、電気やガソリンなどのエネルギーを浪費する社会は変えないといけないと10年位前から意識して行動してるから、「エネルギーの効率的・価値的利用による減電」という目標はブレない。その目標から言えば、原発への依存も当然なくしていく必要が出てくる。

枝葉の問題とは言わないけど、原発の問題も数ある問題の一つ。これをシングルイシューとして議論を進めるのではなく、反対活動をするにも、できる限り多くの関連する問題を包摂し、目的や目標をさらに高いステージに押し上げて、現実的な議論をすること。

もっと大事なのは、自分自身が体を張ってでも、身を切っても、行動やライフスタイルをあるべき姿に近づけていく必要があるのではないだろうか。

 

Similar Posts:

    関連記事なし

コメントを残す