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映画「ゼロ・ダーク・サーティ(Zero Dark Thirty)」を観て迎える9・11

今年も9・11を迎えました。

あの同時多発テロの日からもう12年も経つんですね。航空機がハイジャックされ、世界貿易センタービルに突っ込む衝撃的な映像を、今も覚えています。みなさんは、今年の9・11をどう迎えましたか?

この時期に合わせてか、レンタルビデオ屋に「ゼロ・ダーク・サーティ(Zero Dark Thirty)」が並ぶようになった。

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この映画は、何も考えずに観れば、犯人を追うサスペンス的な戦争アクション映画。僕にはどうしてもリアルなこととは思えなかったんだけど、この映画で描かれたことは実際に起こっていたことで、僕たちも原因と結果を知っている。そう、この映画は、9.11からオサマ・ビンラディンの殺害までの一部始終を描いたノンフィクション映画。

この手のアメリカの映画は、大抵、アメリカの正義を軸に作られるものだけど、この映画は違った。制作側が何かを暗示している訳でも、特定のメッセージを発している訳でもない。実際に起こっていたことをありのまま表現しているに過ぎない。それでも、その実際に起こっていたありのままの事実自体に、強烈な暗示や関連性が込められていた。

僕たちが一般的に知っている事実は、9・11の同時多発テロ事件が起こり、アフガニスタンやイラクなどでの対テロ戦争を通して、10年近く経った2011年5月2日に、同時多発テロの首謀者と言われたウサマ・ビンラディンが殺害されたこと。誰が、いつ、どこで、どのように?というのはあまり知られていない。

僕も良く知らなかった。断片的な情報から、アメリカほどの諜報力や軍事力があるのに10年近くも探し出せないのは、ビンラディンと実は裏でつながっていて、殺害するのを躊躇っているのではないか?という陰謀論を半分本気で信じていた。しかし、実際は、テロリストたちの忠誠心と組織力が想像以上に強く、アメリカのCIAも当初はいいようにもてあそばれていた。

そんな中、ビンラディンの居場所を突き止め、殺害まで導いた立役者がいた。その人は、何と、高卒で何の実績もなくCIAに入り、一つ目のヤマとしてこの難題に取り組んだ、この映画の主人公のマヤという女性だった。

普通のアメリカ映画であれば、(アメリカの正義的に)これだけの功績を残した人物を「正義のヒーロー」として描くだろう。しかし、この映画に出てくるマヤは、人間味の感じられないどこまでも冷徹で無機質な人物。仲間を自爆テロで亡くし復讐に燃えている一面もあったが、普通では到底理解出来ないほどに、「ビンラディン殺害」に執着と意地を見せる。一歩間違えれば、世界を敵にまわしてしまいかねないほどに…

そして、彼女の目的である「ビンラディン殺害」が達成された時に何が起こったか?高卒でありながら、これだけの功績を残したことで、パキスタンからの移動にはマヤだけのために専用ジェット機が用意された。しかし、その機内で初めて、気づいたのだと思う。彼女は、その先のストーリーを全く考えていなかったということを。

「ビンラディン殺害」が完全に目的になってしまっていた。マヤはその目的を達成するためのロボットだった。その目的を達成することによる影響や、その後の世界の可能性など、他のことは眼中になかった。「ビンラディン殺害」はあくまで手段の一つに過ぎず、目的はもっと先にあるべきだったにも関わらず。

この映画を観て、どちらか一方だけに同情や肩入れをすることはとても出来ないと思った。アメリカは、テロリストたちを一方的に「悪」に仕立て上げ、自分たちを「正義」として際立たせようとしているけど、ありのままの事実からは、「悪」対「悪」とも取れる構図が浮かんでくる。憎悪が憎悪を呼び、安全保障が未だに脅かされ続けている今という時代がそれを物語っている。

狙った訳じゃないんですが、数日前に2晩連続でこの映画を観たこともあり、例年とは少し違う感覚で9・11を迎えました。人間が発する情報にはどうしてもバイアスが発生します。そして、その情報に対する個々の解釈の仕方次第で認識が大きく変わり、人生が180度変わることもあります。

人生の軌道を確実なものとするには、ありのままの事実を自らが探求し、常にフェアな解釈をしていける忍耐力が要求されるのだと感じました。それは、この映画の題材に限らず、僕らを取り巻くあらゆる場面で要求される能力のはずです。そのことを心に刻んで、また明日から頑張っていこうと思います。

facebookの新機能「グラフ検索」は実はものすごいかも!

先日、facebookの新機能「グラフサーチ」が発表になりました。

まだ英語版のみの話で、日本語でのサービスはまだ先の話なんですが、いろいろ調べてみるととても面白そうな仕組みです。

僕はBLOGOSで知ったのですが、記事を読んだ限りでは、ゆくゆくはかなり可能性が広がりそうな機能だと感じてます。(BLOGOSで紹介された主な記事は以下の通り)

今まで、facebookには検索機能と呼べるものが無かったというのが驚きなんですが、facebookもようやく重い腰を上げて独自の検索機能を追加するようです。

facebookには既に膨大な量の情報が保存されていますが、これまではほとんど垂れ流し状態で過去の情報が活用されることがあまりありませんでした。facebookの投稿の賞味期限は1日くらいで、もっても2, 3日と言われてた所以です。

facebookは、世界規模で何億人も利用するほど巨大なものですが、それでも会員制のクローズドなSNSです。なので、Googleが入り込めない領域にあり、facebookページなど一部を除き、Googleの検索結果にも表示されることはありません。なので、Googleとしては、facebookの中の膨大な情報を使えなくて、ものすごく悔しい思いをしているでしょう。

facebookは、それだけ膨大な情報を抱えておきながら、これまで過去の情報を宝の持ち腐れにしてたんだと思います。もしかしたら、戦略的にこのタイミングを選んだのかもしれませんが、facebook独自の検索機能が付けば、今からでもfacebook内の情報はいくらでも有効活用出来ます。

グラフ検索の特徴は、リンクやいいね!などのfacebook内のつながりを重視している点のようです。結構細かく条件を指定して、特定の人たちや場所、ものごとなどが検索できるようです。

以下は、BLOGOSのFacebookグラフサーチとGoogle検索の違いを徹底解剖で紹介されていた、Googleの検索に出来なくてfacebookの「グラフ検索」に出来ることの例です。

  • 特定のクッキングスクールの従業員が運営するレストラン
  • ロンドンにいる友達が撮影した写真
  • 特定の企業で働く人達を友達に持つ友達 – 例えば、アップルの従業員を友達に持つフェイスブックの従業員
  • 企業を設立した元製品マネージャー
  • 友達がいいね!した映画

恐らく、これはまだグラフ検索で出来ることのほんの一部だと思います。時間が経つにつれて、更なるイノベーションがうまれて、facebook内でもっとすごい検索が出来るようになるでしょう。

これまで垂れ流されていた過去の情報が再活用される反面、個人のプライバシーに関するトラブルも増えるかもしれません。どこまで個人情報を公開するか、今一度、プライバシー設定を確認しておいた方が良いかもしれません。

この「グラフ検索」機能を生かすも殺すも、僕たちユーザーの意識と行動にかかっていると思います。個人的にも、建設的で価値的な使い方を心がけたいと思っています。

衆院選2012(17)【エネルギー】各党で温度差のある原発政策、実現度をどう見極める?

今回の衆院選で原発政策は最も大きな争点になっているようです。

自民と維新が脱原発に慎重な姿勢をとっており、つまり維持に近い立場です。「原発ゼロ」を政策に掲げる政党でも温度差があり、民主、公明、みんな、社民は脱原発を進める姿勢で、日本未来の党は卒原発、共産党は即時原発ゼロを訴えています。

まず、共産党の政策から見えてくるのは、具体的で十分な施策がなくても、「即時原発ゼロ」と言えてしまうところです。共産党のマニフェストをざっと見ましたが、それを実現する具体的な施策とアイデアが乏しく、やはりパフォーマンスでしかないのかな?という印象があります。

そして、「卒原発」という、次に短いスパンで原発ゼロにする姿勢を表明している日本未来の党ですが、昨晩の飯田哲也代表代行のUSTREAMでの会見を聞いて情報収集しました。

ただの脱原発と卒原発の違いについては自分も疑問に思ってたのですが、卒原発は、原発の再稼働をしない形で10年以内にすべての原発の廃炉プロセスをスタートするとのことでした。今後3年を「原発と電力システムの混乱期」と位置づけ電力システム改革を集中的に断行し、その間にかかる火力発電の燃料代(年間3.6兆円増しと言われている)が急激に電気料金に上乗せされないように「交付国債(結局、税金から支出)」で一時的に賄い、4年後から少しずつ電気料金に上乗せして返していくそうです。(その他、詳しくは、東京新聞の「発送電 3年で分離 未来が「卒原発」工程表」でご確認ください)

今までの常識では、原発の再稼働なしに10年以内で廃炉というのは、到底考えられませんでした。党内でも、飯田哲也代表代行が工程表をまとめるまでは、嘉田代表でさえ、適切な範囲で再稼働を容認していたそうです。アイデアは優れていると思いますが、新政党であることや、党内での合意形成プロセスが不十分な状態での船出で、実現度はどの程度なのか?また、共産党のようにパフォーマンスでしかないのか?など、慎重に判断する必要があります。

2009年の政権交代後の民主党と同じ轍を踏むことはもう許されません。当時の民主党も、政策のアイデアは聞こえが良かったし、各政策の工程なども具体的にまとまっていました。しかし、ほとんどの重点政策が実現せず、工程通りに進まないまま、政権が他へ移ろうとしています。恐らく、日本未来の党が政権与党になったとしても、政策が工程通りとはほど遠く行われれば、どこかで支持率は失速してまた政権交代が移ってしまう可能性が高いです。

日本未来の党が卒原発をするのに足りないのは、国民の幸福度を落とさずに減電していく未来の形を示すことと、支持者のそれ相応の覚悟だと思います。技術革新や電力システム改革、国民の急激な負担を抑制する仕組みなど、アイデアは最も優れていると思いますが、10年以内に原発の再稼働なしに原発ゼロにするには、この「国民に負担を感じさせない減電のアイデア」と「支持者の覚悟」の2つも必要だと個人的に思っています。そして、今のところ、その2つとも不十分に感じています。

個人的には、今最も求められるのは、無難な範囲でも長期で任せられる安定政権だと思っています。いくら耳障りの良い政策を並べても、現状の国民の民主主義の成熟度的に、「一期で政策を実行出来なかったとしても長期で政権を任せてもらえる」という甘い考えは捨てた方がいいと思っています。

本当に「卒原発」を実現したいなら、支持者が積極的に、「国民に負担を感じさせない減電のアイデア」を「自分たちへの覚悟」として示していく必要があります。減電した時の全く別の暮らしの可能性を示し、自分たちの足下から具体的にどう行動していくのか?

「減電した時の全く別の暮らしの可能性」については、自分の案を「衆院選2012(6)【エネルギー】脱原発派の方へ伝えたいこと」に書きました。これはまだ穴だらけだと思いますが、各自でこういったイメージを積極的に示す必要があると思うんですが、今のところ、そういった国民側からの積極性が感じられません。

また、「自分たちの足下から具体的にどう行動していくのか」について。うちの母親は、原発はすぐにやめた方がいいと言うけど、うちのマンションの屋上に太陽光パネルを敷き詰めようと提案しても難色を示すし、僕がローンで買うと言ってもやりたがりません。うちの母親のように。原発ゼロを叫んでも、自らリスクを冒せないなら、話にならないと思います。

政党に足りない部分は支持者が補っていく、という意思や覚悟が見られなければ、残念ながら、見込みはないと思います。原発ゼロへのスパンが短い政党ほど、この点を厳しく見て行く必要があると思っています。

「市民プレス」はオンラインメディア界の新たな死角を埋める?

今年7月から始めた、地域限定の市民参加型メディア「平塚市民プレス」(hcp.main.jp/)は、革新的なアイデアという訳じゃないけど、今までオンラインメディア界で死角だった位置を埋めるものではあると思う。ポイントは、「編集者がいない」ということと「地域限定」ということ。

二次関数の軸を「信頼性」と「参加の敷居の低さ」とすると、主なオンラインメディア(SNS含む)と、市民プレスの立ち位置は以下の図のようになるんじゃないかと思う。

まず、第一グループは、信頼性重視で市民の参加をほぼ閉ざしているメディア。ダイヤモンド・オンラインや、日経ビジネスオンラインなど、従来の固定されたプロの記者集団を擁する大手ニュースメディアがこのグループに所属する。特徴は、編集部がしっかりしており、記事を書くのはプロの記者に固定することにより、信頼性を確保しているが、市民の参加のハードルは極めて高い。

次のグループは、第一グループとは真逆で、市民の参加度は極めて高いが、信頼性に欠けるメディア。ツイッターfacebookなどのソーシャルメディアがこの場合にあたる。特徴は、個人個人がほぼ無制限に情報を発信出来るため、有用な情報も埋もれてしまったり、参加者同士のトラブルが絶えないが、一般市民のメディア参加の道を切り開いた功績は大きい。

第三のグループは、現在主流(?)のBLOGOSアゴラなどのタイプの市民メディア。特徴は、記者参加が市民に開かれているが、編集部がしっかりしていることにより、ある程度の信頼性を確保していること。こちらのタイプの市民メディアは、どちらかというと、市民の参加度より信頼性の確保に重点を置いている。

最後のグループは、韓国のオーマイニュースから始まったJanJan Blogなどの一昔前のタイプの市民メディア。平塚市民プレスもこのグループに入ると思う。特徴は、編集部がほぼないので信頼性がそれほど確保出来ない代わりに、市民の参加のハードルをぐっと下げることに重点を置く市民メディア。

 

上記の最後の2つは、タイプは違えど「市民メディア」と呼ばれる。この2つの違いは、「編集部を置くかどうか」の違いが大きい。「編集部の有無」の違いなだけで、市民メディアと言えど、発展の仕方が大きく変わる。

編集部を置く場合、編集部が市民からの記事を選考するので、知名度や信頼性のある人や、市民の中でも実力のある人の記事が採用される傾向が色濃くある。逆に、編集部を置かない場合は、ある意味放置状態なので、有名無名や実力の有無に関わらず、声が大きい人の記事が載ることになる。どちらも一長一短だ。

歴史的には、オーマイニュースやJanJanなどの従来の市民メディアの多くが経営難により閉鎖に追い込まれた。その教訓を踏まえてか、現在は、もう一つのタイプの「編集部を置く市民メディア」が主流になっている。この発展の仕方は、オンラインメディア界の死角を埋めるためのある意味必然的な流れだったと思う。

しかし、オンラインメディア界には、まだまだ死角があると筆者は思っている。それが、平塚市民プレスの立ち位置だ。

 

オーマイニュースなどの従来のタイプの市民メディアと市民プレスの決定的な違いは、「地域限定か否か」ということ。(「ビジネスかボランティアか」という違いも決定的だが…)

筆者が想像するに、編集部を置かずに市民が自由に記事を投稿出来るようにする場合、「全国」という巨大すぎる規模ではあまりにも無謀過ぎると思う。ほとんど抑止力が効かないまま、荒れに荒れて人々が寄り付かなくなるのは目に見えている。オーマニュースなど従来の市民メディアの失敗の原因は他にもいろいろあると思うけど、従来の方法では健全な運営が困難なことは決定的だ。

市民プレスでは、「編集部を置かない」という状態をキープしつつ、健全な運営を実現するために、新たな抑止力として、「実名登録」に加えて、自治体単位の「地域限定」という手段をとった。これは「物理的に会う可能性」という抑止力のこと。

この場合、ネット上とはいえ、完全に顔が見えない関係ではない。同じまちの市民ということで、「匿名性」と「一生会わない」という状況を隠れ蓑にした無責任な内容の記事は大きく低減出来るはず。これは、現在主流のBlogosなどの市民メディアが選択しなかったもう一つの抑止力の考え方(死角)だと考えている。

 

冒頭で筆者は、「(平塚市民プレスは)革新的なアイデアという訳じゃない」と言った。それは、何かを別次元の発想で生み出した訳ではなく、ただ存在した死角を埋めただけに過ぎないから。市民プレスが立ち上がったと言って、他のタイプのオンラインメディアが必要なくなる訳では全くない。どれが優れているかという問題ではなく、どれも必要であり、要は役割分担の問題に過ぎない。

しかし、市民プレスが現状の死角を埋め、新たな役割に気づいた功績はそれなりに重要だと考えている。平塚市民プレスは、地域限定の弱小市民メディアとはいえ、「茅ヶ崎市民プレス」や「大磯町民プレス」など、他の自治体にも飛び火する可能性を秘めている。この流れが決定的になれば、決して無視出来ない勢力になるはず。

今の時点では、第一弾の平塚市民プレスも盛り上がっているとは言えず、まだアイデアとか構想の段階でしかないけど、筆者のプロモーション活動などを通して、積極的に市民記者としての活動家が増えたり、他自治体でも市民プレスを始める人が増えることを願っている。

参加型オンラインイベントカレンダーで可能な仕組み

ワードプレスのAll-in-One Event Calendar(ow.ly/eOUPY )は、Google Calendarと連動して、ブログ上のカレンダーを自動で更新してくれる機能がある。それも、そのブログのカレンダーを個人のカレンダーで購読することも出来る。

このワードプレスのプラグイン機能を平塚市民プレスでも導入済。カレンダーページはこちら→hcp.main.jp/calendar/  この中の予定のいくつかは、Google Calendarより読み込まれたもので、全体を購読することも出来る。

このカレンダーの機能を利用していいアイデアを思い付いた。市民プレス専用の公開グーグルカレンダーを用意し、市民記者の中から希望者に書き込み権限を与 える。それを市民プレスのカレンダーページに自動更新させ、しかも新規イベントが更新されたタイミングでツイッターに自動通知させる。

現状では、この仕組みを完全自動で導入する上で、2つ問題がある。一つは、日本語特有の問題なのか、グーグルカレンダーからブログへ取り込む際に、途中で文章が切れ てしまうことが多い。二つ目は、差分だけ更新する機能がないので、更新時に、グーグルカレンダーの全予定がツイッターへ自動通知されてしまう。

1つ目の問題は、プラグインの開発者に問い合わせ中。二つ目の問題は、最悪、手動でやる予定。ツイッターへの自動通知をやめて、グーグルカレンダー含め、市民プレスサイトに登録があったイベント告知を、週ごとに手動でツイッターへ送るというような。

この仕組みが完全に実現すれば、個人のGoogle Calendar上で共有カレンダーに予定をいじれて、それが自動で市民プレスのような共有サイトのカレンダーに公開され、しかもツイッターへの通知まで 自動でされるようになる。それも、登録されたイベント情報の集大成が誰でも購読可能になる。

先ほど紹介した2つの技術的問題の他に、利用したくてもグーグルアカウントを持ってなければこの仕組みを使えなかったり(?)、共有カレンダーに書き込み権限を与えるのに信用出来る人を選ばなかったり、いろいろ課題はあるけど、この仕組みを応用すれば、面白いことが出来ると思う。

何か面白いアイデアを思い付いた方は是非教えてください!

ソニーの最新型デジカメDSC-HX30Vの性能

デジカメ(携帯を除く)にワイヤレス機能がついているモデルはまだ稀なんだけど、逆に無いと不便だということに気づいた。携帯カメラじゃさすがに暗いところと遠いところをきれいに撮るのが困難だから、そういう時にスマホにワイヤレスで送れてSNSなんかにその場でアップ出来る。

これは、平塚市民プレスに載せた湘南ベルマーレのホームゲームの模様の記事。こに載せた写真は、試合会場でリアルタイムでツイッターにアップしていた。ここまできれいに撮れるカメラ付き携帯はさすがにないだろう。hcp.main.jp/news/531/

デジタル一丸にするか迷って、結局、今最も高性能なコンパクトデジカメにした。ソニーのDSC-HX30Vというモデル。ow.ly/dJeJ8 結果的にこれにして良かった。光学ズームの性能といい、ISO感度といい、持ち運びの楽さといい、WiFi付きといいかなりいい。

ちなみに、このカメラ、通販で25000円ほどだった。デジタル一丸を買うよりは安い。一丸カメラの望遠レンズとか買うんだったらたちまち手が出にくい価格になることを考えると、このカメラはズームも効くし、かなり高性能だけど手頃な価格で買えるカメラということになる。

DSC-HX30Vに対して欲を言えば、スマホに画像を無線で転送するのに、カメラ側から操作出来るととても助かる。何だか、カメラ側をWiFI受信モードにして、わざわざスマホ側からカメラのアクセスポイントにつないで操作しないといけないみたい。

でも、よく考えてみれば、データを転送するにはカメラと同じネットワーク上にいなきゃいけないんだから、公共の場でスマホをそのままにしておいて、カメラ側からスマホにアクセス出来るようにするのは難しいな。

まぁ、それはさておき、このページの写真も、すべてこのカメラで撮ったものです→神奈川の景勝50選の一つ「湘南平」からの風景

まだ使い始めたばかりで機能や使い方が全部分かって ないんですが、これからいろいろ試行錯誤して、どこまでいい写真が撮れるか試してみたいです。

現場技術者が語る原発の危うさ(抜粋)

これを読めば、原発の運転っていうのが常に紙一重の状況で、いつでも事故は起き得るということが分かると思う。平井憲夫さん「原発がどんなものか知ってほしい(全)」iam-t.jp/HIRAI/pageall.…

「原発でも、原子炉の中に針金が入っていたり、配管の中に道具や工具を入れたまま配管をつないでしまったり、いわゆる人が間違える事故、ヒューマンエラーがあまりにも多すぎます。それは現場にブロの職人が少なく、いくら設計が立派でも、設計通りには造られていないからです。」

「稼動中の原発で、機械に付いている大きなネジが一本緩んだことがありました。動いている原発は放射能の量が物凄いですから、その一本のネジを締めるのに働く人三十人を用意しました。一列に並んで、ヨーイドンで七メートルくらい先にあるネジまで走って行きます。行って、一、二、三と数えるくらいで、もうアラームメーターがビーッと鳴る。中には走って行って、ネジを締めるスパナはどこにあるんだ?といったら、もう終わりの人もいる。ネジをたった一山、二山、三山締めるだけで百六十人分、金額で四百万円くらいかかりました。」

「ECCSを動かした美浜の事故というのは、一億数千万人の人を乗せたバスが高速道路を一〇〇キロのスピードで走っているのに、ブレーキもきかない、サイドブレーキもきかない、崖にぶつけてやっと止めたというような大事故だった」

「放射能まみれになってしまった原発は、発電している時と同じように、水を入れて動かし続けなければなりません。水の圧力で配管が薄くなったり、部品の具合が悪くなったりしますから、定検もしてそういう所の補修をし、放射能が外に漏れださないようにしなければなりません。放射能が無くなるまで、発電しているときと同じように監視し、管理をし続けなければならないのです。」

「今は電気を作っているように見えても、何万年も管理しなければならない核のゴミに、膨大な電気や石油がいるのです。それは、今作っている以上のエネルギーになることは間違いない~その核のゴミや閉鎖した原発を管理するのは、私たちの子孫なのです。」

エネルギー危機の打開策は、人間の可能性の開発にしかない

Jogging on a bright November morning

「経済成長は多くの電力がないと成し得ない」としか思えない人は、想像力が足りないと思う。経済成長も例外なく、電力なんかより、人間の可能性を生かすことが一番の処方箋になる。

僕たち人間が最も可能性を発揮出来るのは、何らかのサバイバルをしているときだと思う。資源やエネルギーが限られてる時こそ、僕たちは想像力を働かせて工夫するでしょ。飢え死にしそうになったら必死にどうにかなるように行動するでしょう。

再生可能なもので資源やエネルギーを代替えすれば解決なんてことは決してない。持続可能な経済成長とは、間違いなく、資源やエネルギーに依存しないものだ。例えば、価値の結晶であるアート。人間の想像力は、一枚の紙切れを何億円もの価値に変えてしまえる。

資源やエネルギーなどを確保しようと思えば確保出来てしまう今の状況が、実はものすごい曲者だと思う。それは、例えば世界の裏側の貧しい地域から分捕ったものかもしれないし、自然や未来の世代を犠牲にして得るものなのかもしれない。自分たちの可能性を信じられない愚かさでしかない。

電気があればあるで、何でも電気を使って楽できるようなものを作るでしょ。もはや、電気を使わずにもっとすごいものを作ろうなんて遠回りなことは考えなくなってしまう。

原発を巡る日本のエネルギー問題は、もはやモラルの問題だと思う。一部の人たちを危険にあわせても、未来の世代に美しい地球を残せなくても、今、僕たちが楽したいと思うのか?楽するってのは、自分の可能性を発揮するのに消極的なのと一緒だと思う。

その上で、僕たちが原発反対ありきというのも良くない。僕ら自身が、原発がなくても持ちこたえられるという証拠を示さないと。それを成し遂げるだけの知恵や能力は既にある。ただ眠っているだけ。それを引き出していく決意や覚悟を固め、具体的な計画として提示していけばいい。

ドイツのシェーナウでの電力革命から学べること

「変革は、弱いところ、小さいところ、遠いところから」という本が好きなのだけど、ドイツのシェーナウで起こったことも、まさにこの本のメッセージのままだと思った。

シェーナウでの電力革命の事例ですごいと思ったこと

①自分たちを超えて意識を拡大させ、リスクを恐れず大きな権力に立ち向かったこと。チェルノブイリ原発事故をきっかけに、ドイツの小さな山間の町で、無関心な町民がほとんどで独占電力会社の牙城が堅固な中、たった10人の親たちが立ち上がり、行動し続けた。

②反対するだけでなく、政治的にも状況を引っくり返すような行動をしたこと。彼らでも最初は反対活動をした。でもそれだけでなく、節電、情報提供、提案をしつつ、それでも不十分だと悟ると、電力会社を立ち上げ、住民投票の結果で自分たちが市との契約を結ぶまでに。

③妥協せずにビジネスを成り立たせていること。彼らが扱う電力は、再生可能エネルギーとコージェネ発電のみ。原発や環境に悪い化石燃料で少しでも発電している電力会社やそれと結びついている会社とは関わらない。それでも、ドイツ全土に10万もの顧客がいる。

④地域を二分するような政治論争を市民の力で巻き起こしたこと。日本の郵政選挙でも国家が二分されたけど、あれは国民が機転ではなかった。シェーナウの事例は、市民が巻き起こしたことにすごさがある。リスクをもろともせず、ライオンのように勇敢な行動だった。

⑤個人的な仕事より、政治活動を優先したこと。このムーブメントの中心人物ウルズラ・スラーデックさんの旦那さんは医者だったが、患者が減ってでも、時には住民投票など政治活動を優先し行動した。経済活動などより政治活動を優先するべき局面は必ずあるということ。

⑥もっと先にある偉大な目標の為の「手段」として成し遂げたということ。彼らにとって、自分たちの町で電力革命を起こすことはステップに過ぎなかった。最終的なゴールはもっと先にあった。だからこそ、短期間で偉大なことを成し遂げられたのだと思う。

 

環境ジャーナリストの小澤祥司さんによれば、ドイツでは、シェーナウ電力などの再生可能エネルギーからの電力のみを提供する電力会社の電力料金は、ドイツの電力会社全体の平均の電力料金より安いらしい。

原子力や火力などで発電する施設を電力会社が持つとすると、施設の維持管理で莫大なコストがかかり、結局それが何らかの形で電力料金や税金に上乗せされて、国民の負担になる。そういう施設を持たずに小刻みに電力を売買するだけだから、結果的に電力を安く提供出来る。

シェーナウ電力のやってることは、自分たちで発電して電力を売るというよりは、家庭規模も含めた無数の顧客から、再生可能エネルギーとして発電した電気を買い取り、適正な値段で売るということだと思う。従来の独占電力会社だけに発電させビジネスをさせるのではなく、無数の市民にも起業家として発電させ儲けられる自由を促進している。

結果的に、ドイツ全土で、太陽光だけで、瞬間的に最大で原発20基分の電力を発電してしまうほどになっている。

ドイツのシェーナウでの電力革命は、「素人」だったから成し得たのだと思う。専門家には到底出来なかったこと。「いい加減な常識」に囚われた人には、行動が起こせない。「良く知らない」からこそ切り込める。突破口を開ける。

ガンジーは言った。「立派な運動はいずれも、無関心・嘲笑・非難・抑圧・尊敬という五つの段階を経るものである」と。ドイツのシェーナウでの電力革命は、この5つの段階をしっかりと経ていると思う。

ソーラー発電・蓄電実験

昨日届いたポータブルソーラー発電機、思ったよりすごい!今日はよく晴れてるってのもあるけど、午前中だけで、iphoneの満充電と単三充電池4本の充電が完了しそうだ。 ow.ly/i/DwFe

コンセントにつながなくても充電できるって、当たり前なんだろうけど、何だか不思議だ。

太陽光発電は、元が取れるかで判断するより、電力会社から買う電力をどれだけ減らせるかで判断するベキだと思う。

僕がやってる太陽光発電の実験は極小規模だけど、発電と蓄電が現実に出来ると分かって、頑なに拒否していたうちの母親も太陽光発電に興味を示し始めた。僕が実現した発電量より、僕の行動が人に与える影響が重要だと思ってる。

今日朝からiPadをソーラー発電機に直でつないで、外で発電、充電しておいたら、17%だったのが84%まで充電出来た。天気が良ければiphoneは2、3時間で充電出来ちゃうけど、ipadはかなり時間がかかる。でも、一応、充電できることが証明出来た。

充電池(8本)とUSB出力付きポータブル電源を加えて、更に信頼性がアップしたソーラー発電セット。モバイル機器の充電なら、これで間に合っちゃうはず。 ow.ly/i/ESG8

ただ、ソーラー発電によるモバイル機器以外への電源供給となると、ぐんとハードルが上がってしまう。7万くらいのスーツケース型のでも、ノートパソコンとテレビくらいしか賄えないかも。室内灯が意外と曲者。

単三充電池でつく室内灯でも探すかな。本気で、せめて自分の部屋で使う電力だけでも再生可能エネルギーで賄いたい。

自転車のエクササイズマシーンで発電が出来るのが欲しいな。それで、部屋にいる間は、漕ぎながら部屋の電気を発電する。

そういうことを考えると、エネルギーを消費してスポーツクラブまで行って、エネルギーを使って運動をする、ってのがどれだけ無駄が多いことなのかが見えてきそうなもんだ。もちろん、スポーツクラブには他人とのつながりを作るコミュニティの機能もあるんだけど。