全米住みたい街No.1のアメリカのオレゴン州ポートランド。

今では日本でもかなり注目されてきていて(参考:「オレゴン州ポートランド」が日本で注目され、日本とのつながりが拡がり始めてる!)、ポートランドをお手本とする日本の自治体も出始めています。

例えば、これは世田谷区長のツイート。

これは佐賀県の非公認ご当地キャラ “サーガくん”のツイート

ポートランドの住みやすさの理由は…

僕はポートランドに2007年くらいから興味を持ち、3年半住んで、ポートランド州立大学も「コミュニティ開発」専攻で卒業しました。

ポートランドがなぜ楽しく住みやすいのか、ぼくなりに感じた一番の要因は、音楽でもアートでも市民活動でも、何でも参加のハードルが低いこと

そういう機会が多いのもあるけど、それ以上に、レベルが低くても人前で果敢にパフォーマンスする人が多いことがでかい。

自分もやってみようって気になる。

ポートランドの街中には、ストリートパフォーマーが沢山いる。

中には、「それなら自分にも出来る」と思えるような、簡単で全体のレベルを落としているパフォーマーも普通にいる

この、演技する側と見物する側の垣根の無さが最高だと感じる。

むやみにハードルを上げるとつまらなくなる

ポートランドは、いい意味で、変な人や空気が読めない人に居場所のある社会だと思う。

例えば、歌が下手くそなのにうまいと思っている人が普通に路上ライブとかしても、周りの人はあんま気にしないというか、とてもそういう人たちに寛容な社会。

だから、ポートランドの街やポートランド州立大学で学んだ僕が結論付けた「コミュニティ開発」の極意は、政治でもビジネスでも音楽活動でも何でも一般市民の参加のハードルを下げること

参加のハードルを下げるために体を張ってること

下手くそでもレストランのオープンマイクに参加

日本に帰国してからも、実はこの極意を体を張って体現しています。

まず、僕は人前で歌を歌えるレベルじゃないんですが、地元のイタリアンレストランのオープンマイクで弾き語ったりします。

僕が参加のハードルを下げたことによって、実際にこのオープンマイクに出るようになった人もいます

プロフェッショナルでなくても勝手に肩書きを作って名乗る

そして、「市民記者」「ソーシャル・アスリート」「スペース・イノベーター」など、プロフェッショナルどころか、そんなに大したことない普通の人が名乗れる肩書も推進しています。

みんな、勝手に肩書を作って名刺を配って自分を売り込んじゃえばいいと思ってます。

「ソーシャル・アスリート」という肩書き作りませんか?

普通の市民がローカルのジャーナリズムを作り上げる

そして、ジャーナリズムへの一般市民の参加のハードルを下げるために、「平塚市民プレス」というメディアまで立ち上げました。

僕みたいに売れないブロガーが「市民記者」として活躍出来るプラットフォームです。(ただし、あまり盛り上がらずに今年7月に終了予定…)

「平塚市民プレス」の構想的なもの書き出し

公民館でフリーライブイベントを定期開催する

そして、地元公民館でのフリーライブイベントも立ち上げました。

オープンマイクのバンド版なので、「オープンバンドステージ」と呼ぶべきでしょうか。

中学生の3ピースバンドも出てくれました。

公民館の大ホールで定期開催されるオープンマイク/バンドステージイベント「旭南フリーライブハウス」

ソーラー電源でゲリラライブをやってしまう

音楽ネタばかりになってしまいますが、音楽の分野で「参加のハードルを下げる」という目的を突き詰めて編み出した仕組みがこれ。

もしも湘南平の真ん中にソーラー電源があったら…

この仕組みなら、天気が良ければどこでもオープンマイクイベントが開けて、道行く人にストリートライブをする機会を提供可能

さらに、このシステムにiPadもつなげてYouTubeとかからカラオケ音源を検索して流せば、楽器が出来ない人でもカラオケでストリートライブが出来るようになります。

キーは「参加のハードルを下げる人」が増えること?

まだまだあるんですが、日本でもこうやって「参加のハードルを下げる」活動をする人が増えれば、人々が生き生きして街は楽しく住みやすくなるんじゃないかと思います。

ポートランド人の中で大事にしているスピリットがあって、それは「Keep Portland Weird」というもの。

ポートランドの人たちは自分たちの街がずっと「変」であることを望んでいる。

だから、「変な人」や「はみ出す人」が自然に受け入れられ、のびのびと活動できるのだと思います。

Keep Portland Weird!