不思議な因果の引越し劇

僕は、日本に一時帰国する直前、バタバタしながら、アメリカに来て2度目の引越しを完了してきました。
何も引越しが好きな訳ではないんですが、不思議な因果に導かれて、新しい場所へ引っ越すことになったんです。

1度目の引越しは、大学の寮の環境に限界を感じての引越しでした。
プライバシーの全く無い部屋の中で、生活のペースが異なる二人が一緒に生活することは、大学の成績に影響があると判断したからです。

Craigslistというアメリカのサイトのルームメイト募集で探し、大学の近くでそれなりに安い部屋を見つけました。
英語が流暢でない僕が見ず知らずのアメリカ人にコンタクトを取るのはすごく勇気がいることでしたが、コンタクト先の「K」さんという女性とメールでやり取りし、部屋を見に行きました。
結果的に、そのKさんの代わりに、僕がその部屋に住むことになり、彼女は別のアパートへ引っ越すことになりました。
ルームメイトは2人いて、どちらも僕と相性の良いタイプではなかったのですが、潜在的に使えるスペースが豊富で、プランターで野菜を栽培したりするのに適してそうだったので、僕はその部屋をとても気に入りました。

その頃、僕は、日蓮仏法の「南無妙法蓮華経」の題目を百万回唱えることに挑戦していて、その引越しが終わった直後くらいに完了させました。
以前から、創価学会員の先輩方から、その題目を百万遍唱えれば願いが叶うという話を聞いていて、本当なのかな?と半ば疑いながら挑戦していたんです。
その因果かは良く分からないのですが、驚いたことに、その直後の仏法紹介ミーティングに、突然、Kさんがボーイフレンドを連れて来たんです。
お互いに、「ここに何でいるの?!?」と叫び合うくらいにお互いにびっくりしていました。

彼女は、以前、SGIに少し所属していたらしく、その後活動から遠ざかってしまっていたようです。
その仏法紹介ミーティングは、ポートランドのSGIのコミュニティセンターでほぼ毎週行われているんですが、僕がポートランドに来て以来、彼女が姿を見せることはありませんでした。
このタイミングの一致はどう捉えるべきなのでしょうか?

実際に、ポートランド州立大学で、SGIのメンバーは数えるほどしかいません。
僕がたまたまコンタクトを取った相手がSGIに縁のある人だったということ。
その人が、呼んでもいないのに、SGIのミーティングに自ら現れたということ。
それが、百万遍の題目を達成した直後であったということ。

これだけで考えても、偶然ではとても割り切れない出来事だと思いました。
でも、信じられないことに、これだけでは終わりませんでした。
それは、2度目の引越し劇に由来します。

上述したように、僕は、引越し先の部屋を気に入っていました。
そこで、残りの留学期間を過ごすものだと思っていました。
そう信じて、数ヶ月を過ごしました。

ある日、突然、ルームメイトが二人とも、近いうちに引っ越す予定だということを知りました。
彼らは、その部屋に満足していなくて、最初から引っ越すことを前提としていたのかもしれません。
今思えば、彼らは、数ヶ月でも空き部屋にしてしまうのは勿体無いから、ルームメイトを探したのかもしれません。
実際に、何も知らない僕が入ってくれて、彼らは助かったでしょう。

突然のことで、さすがに動揺を隠せませんでした。
いきなり、「ルームメイトを新たに探すか、僕も引っ越すか」の選択を迫られることになったのです。
そんな巨大な不安要素を抱えたまま、地獄の期末試験に突入してしまいました。

実は、Kさんやそのボーイフレンドは、それまでに、SGIの座談会やいくつかのミーティングに興味を持って参加してくれていました。
僕が期末試験で苦しんでいる頃、実は、彼らも、より良い環境を求めて、新しい部屋に引っ越すことを考えていました。
そのために、彼らにはルームメイトが必要だったようです。

タイミングがまたも一致して、彼らが僕をルームメイトに誘ってくれたのです。
ボーイフレンドのD君も日本にすごく興味がある人で、僕に対しても、創価学会に対しても、すごく好感を持ってくれています。
その証拠に、僕が誘わなくても、SGIの行事を聞いてきてくれて、3人で参加することが少なくありませんでした。

そうして、本当に自然に、この3人で同じ部屋に住むことになったんですが、この部屋も、実は僕が住みたいな、と以前感じたことのある部屋でした。
この部屋は、ノースウェスト地域に住む大学生向けに安く提供しているアパートにあり、一度目の引越しをする際に、候補として見学に行ったことがありました。
こんなアパートです。
http://www.chnw.org/studenthousing/chnwpdx/prop_ghplaza.cfm

そのアパートの中でも、この部屋に住めたらどんなにいいだろうと感じた特定の部屋がありました。
2ベッドルームと共用のリビング、キッチン、バスルーム、バイクラック、物置などがあり、一番興味を引いたのが、外の潜在的なガーデンスペースでした。

この部屋は1階にあって、一番角部屋で、日当たりが一番良い部屋です。
窓から外に出れば、それなりに大きなパティオがあります。
その先に、そのアパート全体の共有スペースに繋がっています。
その共有スペースでも、住人の邪魔にならない程度に、むしろ、見栄えをさらによくするために、ガーデニングが出来ると直感的に感じました。

その時は、到底、ルームメイトを2人以上探すことなんて無理かなと感じていたので、半ば夢見ていたような状況でした。
でも、現実的に、数ヵ月後に、ルームメイト2人と、夢見ていたその特定の部屋に住めることになったのです。

日本に一時帰国する前に引越しを完了させ、しかも、それまで小さなプランターで育てていた野菜を、大きな鉢に移して、後は水をやるだけの状態にしてきました。
ダンボール・ミミズ・コンポストも、後は生ごみを入れるだけの状態にしてきました。
観葉植物も、リビングルームに飾ってきました。
その新しいルームメイトも、そういった僕の活動にすごく協力的で、水遣りやコンポストの処理も快く引き受けてくれました。

僕が、再び引越しの選択を迫られていたタイミングと、Kさんカップルがルームメイトを探し始めたタイミングの一致。
僕が引っ越すことになった部屋が、以前、「ここに住めたらいいな」と半
ば夢見た場所だったこと。
新しいルームメイトがとても協力的で、安心して日本へ一時帰国出来る状態になれたこと。

本当に、僕が願っていた以上の結果になりました。
もちろん、これは、僕が直接願っていたことではありません。
でも、潜在的に、僕が一番望んでいたことだったのかもしれません。

これが「宇宙のリズム」なのかなと思いました。
人間にとって、宇宙のリズムや因果は、とても理解できないくらいに不思議に映りますよね。
でも、実は、僕たちが勝手にそれを不思議だと錯覚しているだけで、宇宙ではこのリズムが絶えることなく普遍的に流れているのだと思います。

これは、実はごく自然なことなのかもしれません。
ただ、人間が勝手に思い込んでいることが宇宙の法則に反していて、結果的に、地球に歪みを与えているのかなとも思います。

僕らが住む社会の中で、常識とされていること、当たり前だと思われていることは、実は、この宇宙の法則に反していることなのかもしれません。
この法則は、別に何ら新しい法則ではなく、元々存在するもので、この宇宙において、絶え間なく必然的な因果を引き起こしているのだと思います。

この法則は逃げも隠れもせず、何も変わらずに存在し続けている。
だけど、そういった因果に鈍感になって、その法則に目を向けなくなり、変わり続けているのは人間の方なのかもしれません。

そういった意味で、僕の身に起こったこの引越し劇は、不思議でも偶然でもなく、全く自然で必然的に起こった出来事として捉えるべきなのかな、と思いました。

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