【読書3】「日本人は人を殺しに行くのか 戦場からの集団的自衛権入門」(伊勢崎賢治著)を読んで

この本のタイトルもかなり煽り気味ですが、この本の帯のコメントにはこう書かれていました。

↓全部、ウソです
「中国、北朝鮮、韓国が日本に戦争を仕掛けてくる」
「イラク戦争で自衛隊に戦死者は出ていない」
「自衛隊を出さないとアメリカは日本を助けてくれない」
だまされるな。

若干引いてしまうような強いコメントで読んでみようかどうしようか迷ったんですが、著者の伊勢崎 賢治さんは国際紛争地に身を置き、現地の武装解除や外交努力を続けてきた経験があり、東京外国語大学大学院では「平和構築・紛争予防講座」担当教授もしている信頼たる人物なので、読んでみることにしました。

テーマは、今騒がれている集団的自衛権の話。本のタイトルや帯のメッセージの煽りとは裏腹に、大学の教授の授業を聞いているゆな感覚で、初歩的な知識から分かりやすく理解することができました。

全部ではないけど、僕がこの本を読んで学んだことを箇条書きにしておきます。

  • 「集団的自衛権」と「集団的安全保障」は別物
  • 国連の常任理事国の「言い訳」として生まれた集団的自衛権
  • 憲法9条の「必要最小限の実力の保持」の正しい定義と理解とは?
  • 日本の勘違いとトラウマにより続けられる自衛隊の海外派遣と歓迎されない資金援助
  • 既に集団的自衛権を公使してしまっている(アフガニスタン戦争の時のNATO軍への給油活動)
  • 集団的自衛権を使って対応する必要がある15事例はすべて個別自衛権で対応可能
  • 軍法を持たない自衛隊が海外で活動する危うさ
  • ソフトボーダー戦略の必要性と、それから遠ざかる日本の対応
  • もはや安全ではない南スーダンから今更撤退できず危機に陥っている自衛隊(国際的にはこのタイミングでの撤退は人道的ではないと見なされる)

個人的には集団的自衛権の行使容認は反対だったけど、この本を読んで、さらにその意思は固くなりました。

これを受けて僕がどう考え行動するかについて、別のブログ記事で書きたいと思います。

 

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