「ハードコアな音楽は気分を鎮めて穏やかにする」という驚きの研究結果について

「ハードコアな音楽はハードコアな行動を引き起こす」

長らく疑うこともなくそう信じられてきたんだと思いますが、オーストラリアのクイーンズランド大学の研究で、全く逆の結論が導き出されたらしいです。

普段からエクストリームな音楽(ハードコア、メタル、パンク、エモ、スクリーモ)を聴く18歳〜34歳の39人が実験に参加したそうです。そこで、わざと怒りを煽るような状況を作り出し、苛立った状態でエクストリームな音楽がどのような反応を引き起こすかを見る実験。

結果は、敵意、苛立ち、ストレスのレベルが下がり、驚いたことに、インスピレーションのレベルが上がったそうです。エクストリームな音楽がそういったネガティブな感情を吸収してくれて、おまけにインスピレーションを与えてくれるんでしょうか?

以前、北欧のノルウェーのナショナルチャートで、Dimmu Borgirというブラックメタルバンドのアルバムが1位になったという衝撃的な出来事を記事にしました。

ノルウェーのすごいところ

こんな見た目的にも音楽的にも過激なバンドがナショナルチャートのトップになってしまう国は治安が崩壊しているんじゃないの?って感じる人も多いと思います。

ただ、記事にも書いた通り、ノルウェーの人々は自然を愛し、質素な暮らしを好む国民性らしいです。もしかしたら、ノルウェーの人々は、そういった音楽を許容することで穏やかさを保てるということを本能的に知っているのかもしれません。

そういうぼくも、高校の頃にメタル道をほぼ極め、大学の頃にはかなりアップライジングなニュースクールハードコアシーンでバンド活動してました。

こんなアンダーグラウンドな音楽シーンでバンド活動してたんだなぁ

音楽を「芸術」として捉えて聴く人と「ファッション」として利用するとでは違うと思います。また、普通の人がエクストリームな音楽を聴くと、拒否反応が出るか、ノイズにしか聴こえないかもしれません。

ここからは個人的な仮説なんですが、本当の「癒し」を求めるなら、意識的に求めがちな「ヒーリング音楽」のようなものでは不十分。時には、拒否反応が出るくらいの音楽にも向き合う必要が出てくるかもしれません。要は自分の許容範囲内のことだけやっていては本当の癒しは得られないということ。

以前、脳科学者の茂木健一郎さんの「癒やしのヒント」という連続ツイートから感じたことを書きました。関連するので載せておきます。

「不便さ」や「サバイバル」も”癒やし”になる?

長年、エクストリームな音楽を聴いてきたぼくでももちろんカッとなって怒り狂うことはあります。ただ、暴力を振るったり暴力的な手段に出たことは、少なくともそういう音楽を聴き始めた高校生の時以来ありません。今では、そんな音楽を聴くなんて夢にも思わせないほど穏やかです。

多分、この研究結果の通りなんだと思います。ぼくの実体験からも、この実験結果は信ぴょう性が高いと言えると思います。

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