スイスの世界最長鉄道トンネルに見る物流の新潮流

■「青函」抜かれた…世界最長の鉄道トンネル貫通
(読売新聞 – 10月15日 21:56)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1375190&media_id=20

スイスでは、アルプスを貫くゴッタルド基幹トンネルという世界最長のトンネルが完成したそうですね。このトンネルのことについては、以前日記に書いたことがあり、以下は転載です。

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スイスでは今アルプスを貫くゴッタルド基幹トンネルという世界最長のトンネルを掘っていますが、これと2007年12月に開通したレッチベルク基幹トンネルと併せての総工費が1兆3500億円なのだそうです。。

これは、1998年のスイス国民投票で可決された約3兆円の「公共交通改革基金」(財源は、貨物トラックの重量に対して課している距離連動型の税金、ガソリン税、付加価値税)から出されたそうです。

こんな莫大な財源でも、国民の総意で実現出来るほど、スイス国民は公共交通改革への責任感と自主性を持ち合わせているのだと思います。

アルプスにトンネルを掘るのはいかにも環境破壊に聞こえるかもしれませんが、アルプスを通過する貨物の量は8年ごとに2倍のペースで増えてるそう で、アルプスを迂回して遠回りしていく長距離トラックも含めて、排出ガスが更に深刻な環境へのダメージを与えることは目に見えているので、現状ではやむを 得ない措置なのだと思います。

このような超大規模工事でさすがスイスと思わせるのは、環境負荷を最小限に留めようとする姿勢です。
それは、建設工事を担当したアルプトランジット社の「環境への負荷は、ゴッタルド基幹トンネルにおいて非常に優先度の高い問題として扱われている」という言葉に表れています。

例えば、こんな措置を取っているそうです。

 ・事前にコンサルティング・グループを組織して、地勢についてのデザインを実施
 ・植物や動物に対しては、一時的な影響については事前に完全な復元案を作成、恒久的な影響については、建設が始まる前に、別の場所へ動植物を移して保護
 ・工事車両には排気フィルターの装着を義務付け
 ・現場内の運搬には、なるべくコンヤーを使用
 ・用水は、濾過、冷却の後、川に流されるが、そのすべての工程において、水質をモニター

まぁ、こんなにも大量の物流が必要になってしまっているのが根本の問題なのですが、それを容易に変えられない以上、環境への付加を最小限に抑えつつ、鉄道による物流を拡大させていくしか無いと思いました。

物流の新潮流
http://bokudeki.org/archives/211

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