「南アフリカ」タグアーカイブ

世界は「ロンドン帝国の庭」に過ぎなかった

19世紀のロンドン(帝国)は、世界を自分たちの庭のように考えていた。これは、在学中に使った「Cities People Planet」というテキストの荒い翻訳だけど、彼らは「北アメリカとロシアの平原をトウモロコシ畑として、シカゴとオデッサを穀倉地帯として、(続く) 

(続き)カナダとバルト諸国を用材林として、オーストラリアを牧羊地として、アルゼンチンと北アメリカの西平原を牛の群れの為として、ペルーを銀、南アフリカを金の為の地として、インダスと中国は茶の為の地と考えていた。さらに、コーヒー、砂糖、そしてスパイス農場としてのインド、(続く) 

(続き)ブドウ園としてのスペインとフランス、地中海沿岸地域を果物園として、アメリカ南部が長らく役割を担っていたコットン生産地は、さらに暖かい地域ならどこへでも拡大させる。」このように、グローバル•トレードを始め、世界規模で植民地支配や搾取を始めたのは「ロンドン帝国」が最初だ。 

この「ロンドン帝国の残した負の遺産」は、今でも、「経済的な植民地支配」というとんでもなく悪質な形で残り、とんでもないスケールで一部の人たちによる搾取が行われている。忘れてはいけないのが、日本は「加害者」の方だということ。

映画「第9地区」に関する一連のつぶやき

「第9地区」は、新人監督、無名俳優、完全オリジナル脚本など、低予算で製作され、ほとんど当たる要素がないにも関わらず、最終興収1億1500万ドルを超える異例の成功を収めた映画。映画でも住宅設計でも何でもそうだけど、それに関わる人たちがどれだけ魂を込め、主体的に関わるかなんだと思う。

「第9地区」を観た。二度目。一度目は映画館で何も知らずに友達に誘われて観たら、ほとんど話の内容が分からず、トラウマになるくらい気分が悪くなって帰ってきた。だけど、今回、落ち着いて観てみて、大分評価が変わった。あの気持ち悪いエイリアンに対して感情移入するようになるとは思わなかった。

エイリアンが出てくる映画は、大抵、エイリアンを未知の手に負えない存在と描くのが常だった。「第9地区」のユニークな点は、エイリアンを差別の対象とする弱い存在と見ること。そして、強烈な皮肉をこめて、差別をすることがいかに無益なことかを伝えている。

「第9地区」の暴力的な表現には、強烈な皮肉が込められていると思った。フィクションとは言え、僕たちはあれを否定しきれないと思う。南アフリカでアパルトヘイトがあった時、白人たちはきっと黒人たちをあんな風に見ていた。それを現代に置き換えると、本当にあんな絵になるのかもしれない。

あからさまな人種差別を行っていた人が、徐々に差別される側の姿に変わっていったらどうなるか?「第9地区」はそれをとてもユニークな方法で描いている。「悲劇だけでは必ずしもない」というところがポイント。差別される側にしか至れない境地は確実にある。

「マンデラの名もなき看守」を観て

昨日、日記に紹介した「児童労働」キーワードの日記ランキング1位キャンペーンは、わずか320名が日記に掲載しただけに留まり、残念ながらランキングにも載りませんでした。。。
しかし、6月15日(土)にリベンジするそうなので、どうかご協力下さい!

さて、昨日は、下記の日記でも紹介し、念願だった「マンデラの名もなき看守」を観てきました。
狙った訳ではないんですが、月の初めの日ということで1000円で観れたので、結果的に2度おいしい感じでした。笑

マンデラの名もなき看守
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=806478518&owner_id=2247284

悔し涙から始まり、南アフリカの白人達のあまりにも無慈悲な仕打ちに胸を締め付けられ、一人の看守とその家族の変革に胸を打たれ、最後は歓喜の涙で終わるという、本当に心にグッと迫ってくるような素晴らしい映画でした。
一つ一つのセリフにとても深い意味が込められているように感じました。

僕は、人間の「蘇生」の物語が好きです。
この映画は、物理的なアクションは全く激しくありませんが、主人公である看守の心の変化はとてもスピーディだと思います。
以外に、看守の妻の心の変化はもっとすごかったかもしれません。

あまり細かいことは書きませんが、もし興味があれば、是非ともみなさんに観て欲しい一本です。