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グローバル化対策はこれでバッチリ?

TPPに参加しようがしまいが大事なのは、消費者として買い物をするときは自分に近いコミュニティに有利なお店で有利なものを選ぶ。労働者として、自分に近いコミュニティに利益のある仕事をする。ステーク•ホルダーとして、自分に近いコミュニティを強くする為に政治活動に参加し、戦略的に進める。 

TPPに参加しようがしまいが、僕たち国民が、消費者として、労働者として、ステークホルダーとして賢く行動するための議論が最も重要だと思う。国益っていうのも単位がでかすぎて、まずは「家族」や「近隣」というコミュニティに利益のあることを意識して行動していけばいいと思う。 

自治体や国の財政面の改善を目指すには、企業からの法人税をあてにするだけじゃなくて、お金が逃げて行かないように、それぞれの枠内でお金が循環するようにすればいい。一番効果的なのは、人々の地元意識などの自主性や当事者意識を育てることだと思う。

日本がTPPに参加せずに済む条件

欧米の先進国の多国籍企業の強欲は、僕たちの想像を遥かに超えるものなのかもしれない。そんな状況下でのTPPへの参加は、確かに日本にとっては自殺行為 なのかもしれない。だけど、参加を拒否すれば、リビアとは違った形で、結局、殺されるのかも。国際社会自体が狂っている可能性があるから。

「TPPに参加するかどうか」という議論では不十分だと思う。世界が恐慌に突入し、帝国主義化の動きが見られる状況で、僕たちに残されている選択 肢はきっとそんな簡単なものじゃない。どちらを選択するにも過酷な条件がのしかかって来る。それがどんな条件なのかを議論することが必要ではないか?

日本がTPPに参加せずに済む条件って何だろう?そんな議論が必要な気がする。

国民主導の戦略的な外交と、(武装するか)国際社会に浸透するくらいの積極的な非武装平和主義、それに都市部での無数の零細な食料やエネルギーの供給者たち…TPPに反対するのと同時に、進めていかなければならないことが他にも沢山あると思う。

TPPに参加しないなら、参加を拒否した後の、あらゆる嫌がらせやいじめ、攻撃などに対する備えをしなければならないということ。この世界恐慌下 では、強欲な企業を抱える先進諸国は、目的を達成する為には手段を選ばない。武力での対抗は現実的ではないとすると、一体何を準備すればいいのだろう?

逆にTPPに参加したとして、「搾取されない政治」が出来れば、日本は沈没することはない。それと同時に、TPP加盟国やその他の国にも利益を与 えられるなら、誰も文句はない。僕たち国民が賢くなり、そんな経済や外交の在り方を模範として示すことが、最も望まれる手段なのかもしれない。

TPPの議論は、参加するか参加しないかだけの議論では到底済まないと思う。一番必要なことは、どんな選択をしても戦略的に賢く対応していけるように、僕たち国民が当事者性を持って議論を進め、実際に行動していくことではないだろうか?

本当の敵は、アメリカでもTPPでもない

日本がTPPに参加したとしたら、アメリカで巻き起こっているオキュパイ運動の行方がとても大きな意味を持ってくるような気がする。アメリカの大企業•多国籍企業の破壊的な企業欲が無くなれば、TPPのブロックは中国に対抗出来る勢力になれるのかも。

でも、良く考えると、日本がTPPに参加しても、良い影響だけ取り入れて、悪い影響を防ぎ止めることは可能なんだよね。それは、政治家次第という か、僕たち国民次第なんだ。僕たちがリスクを冒してでも本気になれるか。TPPに反対なのは、自分たちがまだそんな段階にいないことを物語っているのだと 思う。

例えば、ポートランド市は、自由貿易可能のアメリカ国内において、尚も大企業のチェーン店と零細な起業家が競合出来る環境がある。市民が自治会レ ベルで政治に参加し、外からの悪い影響を寄せ付けないからだと思う。日本でも、自治会レベルでも、国家レベルでも、そうすることは十分出来るということ。

もし、TPP内のすべてのレベルで、コミュニティが戦略的に賢くトレードを行えれば、TPPのブロックは国際的に大きな影響力を持ち、ブロック内の人々がみんなハッピーになれるようなこともあるかもしれないな。

TPPに参加しようがしまいが、僕たち国民次第で、どっちにしても良い方向に変えていけるということ。

逆に言えば、TPPに参加しようがしまいが、僕たち国民が変わらなければ、日本は結局は破滅の道を歩むことになる。政治家だけが悪い訳ではない。アメリカだけが悪い訳でもない。一番の原因は、僕たち国民が十分な行動を起こしてこなかったことなんだ。

TPP自体はニュートラルだということに気づいた。TPPがプラスに働くかマイナスに働くかは、それを扱う人次第ということ。今のままなら、日本 にとっては、みんなが危惧している通りマイナスに働く可能性は高い。それは、TPPが問題というよりは、僕たち国民の政治的な能力の問題なんだと思う。

本当の敵は、アメリカでもTPPでもなくて、僕たち国民一人一人の「無関心」や「当事者性の欠如」なのかもしれない。

世界恐慌による帝国主義化の下でのTPPの議論

なるほど、日本がTPPに参加しないなら、相当の覚悟が必要になるのかもしれないな。1929年に始まった世界恐慌のように、グローバル経済の様相が変わって帝国主義化•ブロック経済化すると、今の日本では孤立したままではとても生き残れない。

TPPのようなメジャーな経済ブロックに所属しないということは、ソ連崩壊後のキューバのような状況になるのかもしれない。キューバは、アメリカからは経済制裁されて、ソ連崩壊後はほとんどの輸入品が仕入れられなくなり、経済的に孤立してある意味地獄を味わった。

日本は、TPPなどのブロックに参加するかどうかの選択肢があるだけ恵まれていると言えるかもしれないけど、選択肢があるだけに、一見楽な方向流 れる可能性が高い。でも、地獄を味わう覚悟で経済的孤立の道を歩むなら、今のキューバのように突破口を見つけて、独自の道を歩めるようになると思う。

僕たち日本人にその覚悟があるかどうかなのかもしれない。確かに、軽々しくTPP反対とは言えないと思う。僕は「経済的孤立」という地獄と喜んで戦うけど。むしろ、血が騒ぐよ。

どちらにしても、僕たち国民に必要なのは、自分の所属するコミュニティに対して当事者性を持ち、その中で必要な役割を果たすこと。

「経済的孤立」という地獄を味わった結果の現在のキューバ。もちろん完璧ではないけど、災い転じて福と成した姿と言えると思う。→「キューバの有機革命」ow.ly/1zAkVh