ちょうどさっき、「星の王子様」を読み終えました。
ある人との約束で、夏休みの課題図書として読みました。
いい大人になって課題図書なんて、、、と思う方もいるかもしれませんね。
でも、たった一人で悩みや苦しみと対峙し、もがいき続けていたのが、こうやって他人と共通の課題を持つことで、打開出来るということもあると思うんです。
果てしなく感じてしまう苦悩も、それを共有してくれる他人がいれば、乗り越えられるかもしれない。
僕は、この本を始めて読みました。
それも英語でです。
なので、理解が曖昧なところも多々あるんですが、細かいことには捉われずに、僕の感想を書きたいと思います。
この本は、子供の心を忘れてしまった大人へ、様々な形で「気づき」を与える本だと思う。
この本の小さな王子様が言うように、子供から見ると、大人は不思議に映る。
逆に、大人から見ると、子供が不思議に感じてならない。
何故、大人たちは子供の心を忘れてしまうのか?
確かに、すべての大人が子供の頃に持っていたものだというのに・・・
以前、姉に言われた「あんたはただの夢見る少年よ」という言葉が、僕にとっての褒め言葉にしか聞こえない、ということを書いたことがある。
http://bokudeki.me/essay/realization/396
未だに、僕の夢や理想は、子供たちにも負けないくらい大きなものだ。
僕は、「世間」や「常識」には捉われず、選択肢を自由に持つことが出来る。
だから、例えば、僕は「人を殺す」という選択肢も常に持ち続けている。
でも、それを選択することはこの先にも無いと思う。
なぜなら、それは価値的ではないから。
常識から言えば、「人を殺す」という選択肢は持ってはいけないものかもしれない。
でも、それが何故なのか、その理由を自分で決めて、選択肢から外している人は少ないかもしれない。
「人を殺す」という選択肢はすごく極端だけど、実は、そういった「世間」や「常識」には捉われて、狭めてしまっている選択肢が数多くあると思う。
子供たちは、そういった枠に捉われることなく、自由に選択肢を広げ、自然と何かに違和感を感じ、疑問を持つ。
そして、この本の小さな王子様のように、何でも質問し、質問に答えてくれるまで質問し続けるのだ。
そうすることで、心の世界をどこまでも広げていける。
また、特に現代人は、あまりにも豊かになりすぎて、何が大切なのかが分からなくなっている。
子供の頃は当たり前のように経験していたとしても、大人になると嘘のように忘れてしまう。
忘れてしまうだけではなくて、思い出そうともしなくなってしまう。
当たり前のように僕らのいる宇宙に存在しているものであっても、目前にある目に見えるもっと魅力的と思えるものを頼りにしてしまい、その関連性を見失ってしまう。
そして、映画「The Secret」のように、ごく普遍的なことを、実は秘密にされていたものとして取り扱って、あたかもまだ発見されていない新しいものとして売り込もうとする。
だけど、こういったことは、秘密にされているものでは決してない。
人々がただ忘れてしまっているだけで、当たり前のように存在しているものなのだ。
元々存在する普遍的なものを無視して、新しい可能性に目を向けようとすることは、現代人にとってのすごく悪い癖だと僕は思う。
こういった現代人の習性は、一部の人の経済的な利益tのために利用される。
豊かさが、いつのまにか、お金や目に見えるものに掏り替えられてしまった現状が、それを物語っている。
現代のビジネスにとって、この本の主題である「大切なものは、目に見えない」ということは、不都合でしかない。
だから、あの手この手で「そうでは無い」ということを宣伝して、ついには人々を洗脳することに成功してしまった。
その手口とは、世の中を、情報やモノで満たし、何が大切なのかを見失わせることだったのだと僕は思う。
それにより、人々は、それほど重要ではない情報やモノに価値観を置き、一生を費やしてしまえるようになってしまった。
例えば、僕たちの多くは、お金儲けのために奔走している。
しかし、その設けたお金の有効な使い方を知らないかもしれない。
例えば、僕たちの多くは、高速な移動手段を手にし、時間を節約出来るようになった。
だけど、その節約した時間をどう有効に使うかまでは考えていないかもしれない。
例えば、僕たちの多くは、インターネットなどの通信技術の発達で、膨大な量の情報が瞬時に知れるようになった。
でも、それらの中から、本当に自分に必要な情報を取り出すことが出来ないでいるかもしれない。
実は、どれも、人間にとって、クリティカルなものではないと僕は思う。
しかし、そういったもので、僕たちは貴重な人生を無駄にしてしまい得るのだ。
子供の心を忘れてしまった僕を含めた大人たちへ。
本当に大切なものとは何だろうか?
それは、この本でも言われているように、目に見えるものではないと思う。
特に新しいものでもないと思う。
どこか遠くにあるものでもないと思う。
それは、誰もが元々持っているもの。
今は、ただそれを忘れてしまっているだけ。
僕たちに必要なのは、雑音に影響されずに、それを思い出し、引き出していくこと。
それを踏まえて、僕たちが、日々、時間を費やしていることとは何だろうか?
どれだけが、その「本当に大切なもの」のための時間に充てられているだろうか?
混沌とする現代社会にいる僕らだからこそ、それぞれで、自分に立ち返り、問いかけてみるべきだと思った。