仕事って、お金を貰っている以上、必ず「成果」を要求される。
それを得る為に、朝から晩まで生活を犠牲にしなければならない場合もある。
とても、人間としての扱いとは思えない程、理不尽な状況でもやらなければならない。
周りから嫌がらせを受けたり、上司から嫌われたり、いじめられる事だってあるけど、多くの場合、そういった事は考慮されない。
どんなにチームのメンバーが使えなくても成果を出さなければならない。
どんなに精一杯頑張って考えて行動しても、それが成果として認められなければ、責められたり怒られる事だってある。
自分で変えようと思わない限りは、こういった不安定な状況は続くと思う。

自分が変えようと思わなければ何も起きない
自分が何か行動を起こさなければ何も変わらない
自分がやらない限りは、誰かのせいには出来ない
こういった状況を打開するには、思いつく限りでは以下のような事がある。
 ?偉くなって部下の成果を評価する側になる
 ?もっと適性のある職種に転職する
 ?ユーザーをうまく説得して成果を認めさせる
 ?一定のレベルに達しないメンバーは心を鬼にして切るように働きかける
 ?チームのメンバーをうまく動かして、成果を勝ち取る
 ?無理やりでも、すべてが自分の成長に直結するという風に考え方を変えて常に高いモチベーションを維持する
以上に挙げた事は、すべて有効な手段だと思うけど、?~?は置いといて、?~?の話をしようと思う。
?は、仕事というのは、かなりシビアで、チームとして成果が得られない場合は、そのボトルネックになっている要素を排除しなければならない。
これをしないと、当然チーム存続の危機にも陥るし、仕方のない手段だ。
?は、チームのメンバーを動かす手段として、「物理的な手段」と「非物理的な手段」とあると思う。
「物理的な手段」とは、仕事だからと言って有無を言わせず従わせる事。
「非物理的な手段」とは、対話ベースで、やらなきゃいけないっていう気持ちにさせて動かすか、心を動かして自主的に動くようにさせる等の事。
どちらも有効な手段と思うけど、後者の方がチームメンバーのモチベーションが維持され、お互いに励ましあい、チーム内のモチベーションを底上げする事にも繋がり、結果的に、それが「成果」に直結するようになると思う。
?は、自分の中の「言い訳」や自分以外への「責任転嫁」、自分自身のモチベーションを低下させる「不平」「不満」を排除させるのに有効な手段だと思う。
僕は、7月に、前任のリーダーの交代要員として、チーム異動してそのポジション(リーダー)に付き、元々僕がいたチームに新たに新メンバーが来るという玉突き型の交代劇を経験した。
しかも、うちの会社から派遣のメンバーは僕を含めて5人いて、今までは、その中に3人くらいは社員がいた。
だけど、今回は、前任のリーダーが抜けて、代わりにうちの会社の協力会社の人が来たから、社員は僕だけになり、新たなチームで新たな仕事をやる傍ら、やった事もないリーダーをする事になってしまった。
慣れない作業の為、朝は8時前に仕事場に行き、夜9時くらいまでは、時間制限のとてもシビアな多くの作業を抱えて、そのプレッシャーにケツを叩かれながら一時も気が抜けない作業をした。
で、家に帰ったら、僕に残された選択肢は、「明日の為に寝る」だけという生活が数週間続いた。
それも、その時間制限っていうのは、明確にある訳ではなく、やるべき作業をマネージメントしながら、自分でプライオリティを考えながら時間制限を決めるという感じで、N氏は自分の仕事をほぼ放棄してそこまで僕に要求していた。。。
特に、10数部門の担当者を順に集めて、数日の間に、ミーティングをセッティングしてプレゼンするをするという作業は、僕に、以下の事を同時に要求していた。
 ・ミーティングルームの確保
 ・確保できたミーティングルームと10数部門の担当者とN氏のスケジュールを考慮してミーティングを組む(1日3部門で1時間ずつくらいでやった)
 ・部門ごとに、テンプレートに部門ごとのデータを用意して、問題点などを明確にしておく
 ・ミーティングに出席してN氏と半々くらいで説明を行う
最初、ミーティングルームの確保の方法も知らなかったし、どこのミーティングルームも埋まっていて近日中の確保はかなり困難を極めた。
それに、部門の担当者とは面識のない人もたくさんいて、電話した時にすごく不審がられる事もあったし、中には担当者が他事業所にいて、やった事もない、電話会議+画面共有機能を使ってのミーティングしたこともあった。
とどめに、N氏はクリティカルなミッションを残し、長期リフレッシュ休暇に入ってた時期があって、休暇から帰って来た時に、状況が期待していた程改善されていない事で、僕を責め立てた。
N氏は、それ以外にも人間の扱いとは思えないほど理不尽な形で次々と作業を僕に依頼した。
通常の業務だけでも僕のキャパを超えてしまっているのに、それに加えて、僕の交代要員として別チームで作業している新メンバーが、いろいろな理由で、そのチームで最低限必要な技術レベルを満たしておらず、それも仕事に対する意識、態度、ビジネスマナーなどにも問題があったようで、チームのほかのメンバーからの印象は最悪で、そのメンバーに対してすごく根気良く指導はしてくれたけど、いくら指導しても改善が見られないので、いじめ寸前まで状況は悪化してしまった。
そのチームには、別の会社経由で契約されているメンバー(一回りも二周りも上の女性)もいて、その最悪な状況になった責任を取らせる為に、矛先を僕に向けて、プレッシャーをかけ続けた。。。
確かに、僕がその立場だったら、そこまで指導をして無駄に使った労力を考えると、そのメンバーの責任者(つまり僕の事・・・)を責めると思う。
うちの会社から派遣されたメンバーも、派遣会社がバラバラな事もあり、どこか他人事な雰囲気があったりで、まさに四面楚歌・・・
僕の会社の営業の対応は最悪だし、僕の対応も不十分だという事で、本気で怒られっぱなしだし、いろんな要求があれば、それを営業に伝えなきゃいけないし、置かれている最悪の状況を営業に伝えて、あんたが連れてきた人員でこんな事態が起こってるんだって文句を言っても、面倒くさそうに動こうとするし、本当に想像を絶する苦しさだった。。。
結局、2週間の様子見の後、僕を含めて全会一致で交代が必要と判断が下されたんだけど、それまでに、そのメンバーと話す機会を持ったり、他メンバーからの状況のヒアリングをしたり、ただでさえ時間がないのに、10分でも時間が空いたら、それぞれ必要な人を呼び出して話をしなければならなかった・・・
それに、交代を円滑に進めるために、営業に早く交代メンバーを見つけるように催促しまくったし、交代メンバーを見つけてきたと思ったら、40歳でリーダー経験もあるらしい人を連れてきて、その年齢なら最悪、経験とビジネスマナーは安心だなと思ってたんだけど、今度は、年齢的にやり難いとか、リーダーなんて求めてないと言われて、また険悪なムードになったり、その解決案を一生懸命考えて出した提案も、僕の進め方が悪くて、怒られるだけで結局実現せず、先の事を考えると、終始、謝る事しか出来なかった・・・
まさに、この時願ってた修羅場がそのまま訪れた形だ・・・
これまで、大分細かく出来事の詳細を書いてきたけど、これ程までに精神的な戦場に身を置いて、心がズタズタになるまでになってしまったのは、僕に、状況を変える力がなかったからだと思う。
僕は、僕の会社と今の職場の間にどういう風に契約がされているのかを良く知らない。
で、最終的に、今、直接仕事をもらっているN氏にはどういう契約で伝わってるのかも知らない。
だから、「え!?そんなのもやるの!?」って作業でも、やらなきゃいけない。
2人チームなのに、「3人分お金払ってるんだからやってもらわなきゃ困る」とか言われたら、生活を犠牲にしてでも残業して、時には泊まりで作業したりもしなきゃいけない。
やっと作業が落ち着いてきたので、ここで何とか体制を整えないと、僕はただのバカだな・・・
こんなにも劣悪になってしまった環境で、関係するチーム内のモチベーションをどうやって保ったかと言うと、僕の「目先の利益」や「勝手なプライド」、「会社」としてではない「僕」の立場の弁解をして「言い訳」をするより、3ヶ月とか半年とか一年後の事を考えて、自分の主張を押し殺してでも、自分が悪者にされてでもいいから、場の空気を良い状態に持って行く為に、時には頭を下げて謝り、非を素直に認め、問題になっているメンバーの交代を出来る限り円滑に進め、出来る限り誠意を尽くして対応し、みんなのモチベーションを維持する努力をした事(そのつもり)。
また、自分のモチベーションはどうやって管理したかというと、常に、「今している苦労」は、僕の将来の「目標」や「夢」に直結するという確信を持っていたという事だった。
僕の今の仕事では、英語はほとんどといって良いほど使わない。
だから、一見、僕の短期目標の「アメリカ留学」には直結しないように見える。
確かに、「英語力」だけ見れば全く成長は見込めないかもしれない。
だけど、アメリカ留学に必要なもので、「英語力」ってのは、「アメリカ留学の成功」を構成する要素の一つに過ぎない。
個人的には、英語力以外に、アメリカで生きていく(サバイバルする)上で必要なものが、僕の今している仕事には詰っていると思う。
「環境を選べない」「責任がある」「会社に迷惑がかかる」「躊躇している暇はない」「やらなきゃいけない。」っていう状況で、自分で考えて行動して何とかやり遂げただけでも、掛け替えのない経験が出来たと思う。
少なくとも、アメリカ留学したら、「会社に迷惑がかかる」事はなく、僕が責任を放棄したとしても影響は「自分」にしかない。
この視点からだけ見ると、もしかしたら、今回の経験より、留学生活の方が全然楽かもしれない。
なかなか自主的には出来ない覚悟が、強制的にだけど、早い段階で出来たという事なのかもしれない。
そう思えたからこそ向かって行けた。
だからこそ頑張れた。
そう思えなければ、極度のプレッシャーに耐え切れずに、絶対に途中で挫折していただろう。
他方、今回、交代が必要と判断が下されたメンバーは、仕事が出来ないからって、仕事だけの為に勉強をする必要なんてないと思う。
型にはめる必要はないと思う。
僕は、いつからか、仕事に特化した話し方は出来るようになった。
一時期は、スムーズなビジネストークが出来るようになって、僕もやっと社会人として一人立ち出来たなとか良い気分になってた時期があった。
だけど、それは誰かが用意した、ただのフォーマットなだけであって、ただただ、僕はそれをコピーしただけに過ぎない。
それはただの言葉であって、必ずしも僕の意思や誠意が込められている訳ではない。
多くの場合、気づいた時には言葉だけが独り歩きしている。
そう思ったとき、実は、そんなの出来るようになったって大した事じゃないんだなと思った。
仕事が出来ないからって、自分をビジネスの形にはめ込む必要なんてない。
ビジネスはもちろんだけど、その他どんな事に対しても適用出来る自分になる方がよっぽど意味があると思う。
自分のやりたい仕事って、待っていてもそう簡単に降ってくるものではない。
それを待つなら、どんな仕事でもやりがいを感じながら楽しめる自分を作る方が早いと思う。
そういう能力を育む場って、「仕事」以外にも無数にあって、ただ、ほとんどの人が、お金を稼ぐ為に、一日のうちの一定の時間を仕事に費やしているだけに過ぎない。
だから、仕事の為に勉強するのでも、お金の為に働くのでもなくて、自分の人生に必要な知恵を育むために勉強し、それを仕事にも活かすという流れを作るべきだと思う。
最後に、これは、「時間」というコラムに書く予定だけど、給料が安いからって、あえてそれ相応の仕事しかしないっていう考え方は、はっきり言って浅はか過ぎると思う。
だって、仕事している時間も1秒は1秒、1分は1分、1時間は1時間・・・って、他に好きな事をしている時間と同じ価値を付加する事だって出来る。
それが出来るかどうかは、やってみなきゃ分からないし、やる前から諦めてしまってては元も子もない。
考え方によって得られる成長って全然違ってくると思う。
仕事の環境に流されてしまう人が多いけど、実は、それはもしかしたら焦点がズレているだけかもしれない。
例えば、教育環境のしっかりした大企業に勤めているAさんは、望まなくても高水準な成長が出来て、しかも給料も沢山もらえる。
一方、教育なんてこれっぽっちもないちっちゃな派遣会社で使われているBさんは、給料が安いことを理由に、モチベーションがあがらず、必要最低限の事をこなすだけしかせず、就業時間中はぼーっとしている時間が多い。
この二人の差は明らかに開くばかりだと思う。
必ずしも人と比べるのは良い事とは限らないけど、この場合、Bさんは、1秒1秒、歯を食いしばってでも、少ないチャンスから多くの成長をモノにするよう努力すべきだと思う。
僕が置かれている立場もまさにこんな状況で、専門的で技術的な事なんかこれっぽっちもやってなくて、技術的な面では、同期や、その他同年代の社会人とは差が開くばかりで、同時に、給料の面でも既に大きな差が開いていると思う。
そう思うと、今置かれている状況を自分の力で変えられないなら、給料が安いからとか考えてる場合じゃなくて、時間がある限りがむしゃらに働いて、「仕事における成果」と「自分の成長」が直結するように最善の努力をしなければならないと思う。
だから、僕は、仕事に対しても、一生懸命、全力で取り組んでいるつもりだし、そういう風に言えるのはかっこ良い事だと思う。
仕事は仕事と言って区別する必要はなくて、仕事も、何も特別な事はない、自分の生活の一部だと思えば、自然と、「成長」を掴み取らなければならない時間に変わっていくのではないかと思う。