ベビーカー問題についての僕の視点

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最近、ベビーカー問題が話題になってましたが、この間参加した交通関連の講演会で、こんな記事が紹介されていたので、個人的にタイムリーな話題だなと思ってました。→2011年3月4日付朝日新聞「ベビーカー畳んで」の末 下車強制ow.ly/dtIsD

個人的には、公共交通のベビーカー持ち込み問題をこう考える。小さい子をベビーカーに乗せた親子にもたまに電車で遠出をする権利はある。当然、ラッシュアワーだとしても。むしろ、日常的に巨大な都市圏をまたいで長距離を移動する人の方に原因がある。

例えば、首都圏のラッシュアワーの電車の混みは異常。何故、超満員電車になるのか考えてみると、首都圏をまたいで日常的に移動する人が沢山いるから。一人一人が日常的な移動距離を短くすれば、そんなことにはならない。だから、むしろ邪魔なのは、日常的に長距離を移動する人たちなんだ。

日常的に1時間も2時間もかけて電車で通勤している人は、まず自分の生活圏が異常に広いことを自覚すべきだと思う。多くの人がそうすることで、必然的に電車の中のスペースはなくなる。そう考えると、たまに電車に乗る人には、例えばベビーカーを押していたとしても、スペースを譲るべきだと思う。

超満員電車をなくすには、同じ時間帯に同じような移動をする人を減らせばいい。時間帯をずらせるもんならずらせばいいけど、それより移動距離を短くするのが効果的。ベビーカーを押した親子を邪魔者扱いするより、まずそういう人たちが自ら工夫してスペースを確保すべきだと思うんだ。

一番効果的なのは、首都圏で言えば、首都圏を何分割かして生活圏を分けること。「働き口が都心しか無い」と嘆く前に、自分の地域で仕事を創り出すということも選択肢に入れるべきだと思う。そうやって首都圏をまたいで日常的に移動する人が少なくなれば、超満員電車もなくなるはず。

一番好ましい都市計画の結果は、人々が「歩ける範囲で生活出来る」ということ。移動の需要が発生してしまうほど、都市計画がうまく行っていないということになる。まして、「首都圏」という果てしなく巨大な範囲が生活圏になってしまうというのは、都市計画として壊滅的な結果ということになる。