僕は、日本の大学、アメリカの大学、それぞれ卒業した。もちろん、一概には言えないけど、僕の体験からは、面白さのギャップが歴然とあったように感じられた。教授は熱心でユーモアがあるし、課題の質もとても実践的で、テキストの選び方も絶妙だった。
アメリカと日本の大学教授の決定的な違いは、「学生から学ぼうとする姿勢」だと思った。日本だと、教授と学生の間に大きな隔たりがあり、「教える側」と「学ぶ側」という立場がはっきりし過ぎている。一方、アメリカでは、教授も、ディスカッションや課題による、学生たちのクリエイティブなアイデアから、アグレッシブに学ぼうとしている。
課題の質も、とても意義深いものが多かった。例えば、自分の住所のゾーニングがどのようにされているかをオンラインの情報から調べるものや、グループプロジェクトとして、ポートランド市内でネイバーフッドを選んで、グループとして訪れてどんな特徴があるかをレポートにまとめるなど。大変だけど、実践的に身に付く課題ばかりだった。
テキストの選び方も絶妙だった。アメリカで買ったテキストで、買って損したと感じたものはない。日本の大学で買ったテキストで残っているものは皆無だけど、アメリカで買ったものは財産だと思えるほど貴重な本が多かった。高いお金を払ってでも日本に持って帰る予定。
振り返れば、軍隊かと思えるような過酷な状況の中何とか卒業までこぎ着けられたのは、単純に授業が面白かったからだと思う。そういった面白さがなかったら、きっと乗り切れなかった。もちろん、一概には言えないけど、アメリカの大学の授業の面白さは保障出来る。