偏見があるかもしれないけど、実は、アメリカ人が好む映画がほとんど嫌いだったりする。サイエンスフィクション、スペースファンタジー、スーパーヒーローもの、ゾンビものなどの人間が人間らしくなく簡単に残酷な方法で殺される映画など。

映画の「ゾンビランド」を観たとき、あの映画はもはや人間の尊厳ゼロだなと思った。ゾンビはもはや人間じゃないといえるかもしれないけど、元は人間だった存在をあれだけ派手に殺しまくる映像を観て、喜べるもんなのかなと正直思った。自分自身の価値に対しても安売りしているようなもんだ。

スーパーヒーローものも、特定の人だけが特別なことを成せる能力を持てるっていうのが嫌い。個人的には、そんな特別な存在になりたくもないし、憧れもしないし、そんな存在を待ち望みもしない。僕のような何でもない無数の民衆が、自主的、自発的に繰り広げるドラマは好きだけど。

サイエンスフィクションやスペースファンタジーは、あまりにも科学がクローズアップされ過ぎて、市民の決断より科学者や専門家の決断の方が上位に位置するような世界観が嫌い。いくら技術が発達して夢があるといっても、人間が科学の奴隷になるようなそんな世界に憧れは持てない。

アメリカの堕落は、国民の好む映画のこういった傾向からも、原因が分かりそうな気がする…