『「だれでもできる」は、私のいちばん根底にある信念のようなものです。』僕は、この清水義晴さんの言葉にとても共感した。

2003年にブログ「Best I Can -僕に出来ること-」を始めた動機は、特別なものを持たない自分が出来ることを増やして、「みんなにも出来ること」ということを伝えるため。政治や経済、ビジネスなど、専門性を盾にして、民衆に体験するプロセスを遠ざける流れのアンチテーゼでもあった。

僕がこれからのビジネスの形を考える場合、家庭の延長規模の極小のビジネスを捻り出そうとする傾向がある。小さなことでも、地域の中でニーズが一致する場面はまだまだ沢山あるはず。「社会で一番弱い立場にいる人が始められるビジネス」というのが基準になっている。

去年の夏のアムトラック(列車)でのアメリカ一周の旅の目的の一つは、「危険なく、人間の尊厳を維持した形で、費用をなるべくかけずに、どこまで楽しみや喜びを与えてくれる機会にありつけられるか?」への挑戦だった。 これも、「だれにでもできる」ということを証明する為でもあった。

この間、練習がてら、米米クラブの「浪漫飛行」の弾き語りをルームメイトに披露して少しギターを体験させてあげたら、もうギターを買って本格的にレッスンも受けると言い出した。僕をきっかけに、「自分にも出来る」と思ってくれたくれたのが何よりも嬉しかった。

ギターを弾き出した当初、作曲はさすがに無理だと思っていた。でも、ある時点から、普通に自分にも出来ることに気付いた。ある程度作曲を経験していくと、自分にはプロでさえも想像力が及ばないものを作れる可能性に気付いた。それは誰でも(プロでさえも)同じ条件だということも。

僕が作曲出来るようになったのは、ただやろうと思って行動したからに過ぎない。今の時点で、作曲出来る人と出来ない人の差は、それだけのことだと思う。僕には元々特別な才能は無かった。身体能力など物理的な能力の場合は置いておいて、想像力の分野なら、「やろうと思って行動するか」が一番問題。

だから、プロだからといって、雲の上の存在だなんて思う必要はない。やろうと思って作ってみれば、それは、プロから見ても想像を超えた特別なものになるはず。そうなれば、プロと言っても、そんなに言うほど大したことは無いということに気付くと思う。

「プロじゃないから」、「専門家じゃないから」と言ったところで、やってはいけないことなんて無いと思う。大いに切り込んでみればいいと思う。政治、経済、科学、医療、ソーシャルワーク…プロや専門家にでかい顔をさせておく必要なんて無い。彼らが専門家なだけに、実は出来ないことが沢山ある。

だから、やろうと思って行動してみればいいと思う。そうすれば、きっと出来る。僕は、それをいろんな形で証明していくつもり。