この作品は、小説を最初に読んでその後に映画を見たんだけど、珍しく映画の方が面白いなと思った。
大抵、このパターンだと、小説の方が面白く感じる傾向があったんだけど。
細かいところの違いははっきり覚えてないけど、小説と映画とで結構違ったような気がする。
映画の方が小説より、細かい味付けが活きていて、芯がはっきりしているような気がした。(かなり抽象的だけど、、、)
この映画が好きな訳は、やっぱり登場人物がみんな生身の人間だと感じられて、人間の弱さとか葛藤とかをうまく表現してるからかな。
その上で、一番の醍醐味は、主人公の止まってた時間が突然動き出す瞬間だと思う。
例えちっぽけな人間でも、止まってた時間が突然動き出すっていうのは、どんなにお金をかけた派手なアクション映画とかよりダイナミックに僕は感じる。
僕達も同じように、何かを置き去りにして、気づかないうちに自ら時間を止めてしまっているかもしれない。
そうだとしたら、些細な事でも何かきっかけを掴む事が出来れば、ダイナミックに自分の時間が動き出すだろう。
それが出来れば、僕らが、ノンフィクションなドラマを僕等の人生で演じる事が出来ると思う。
個人的には、そんな気にさせてくれる映画だ。