金川被告「善悪自体がない」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=857086&media_id=4

僕には、出来る限り毎日、アメリカからSkypeで対話をしている人がいます。
アメリカに来る前に、僕は彼に一度会いにいきました。
そのときに、Skype用のヘッドセットを渡してきました。

彼は、長年、うつ状態が続き、発作的にパニック状態になります。
何とか続けてきたアルバイトも、今年3月にやめてしまいました。

人を異常に怖がるので、病院にもなかなかいけません。
病院で処方された薬も何かと理由をつけてのまなかったりです。

彼は、ほとんどの時間を自宅で過ごしています。
知り合いから外出の誘いがあっても、行かないことが多いそうです。

父親との二人暮しで、彼には部屋が4つ割り当てられているそうです。
どの部屋も荒れ放題だそうです。

片付けたいけど、片付けても無駄だと思ってしまって、やれないそうです。
それ以外にも、彼は、何をやっても無駄だと考えてしまうそうです。

彼は、このニュースの男のように、常に死にたいという気持ちを口にします。
実際に、薬を大量に服用して自殺未遂したことが何回かあります。

発作的に、突然、コントロール不能な不安に襲われるそうです。
パニックになると手がつけられません。

メールが大量にきますが、そのときはSkypeでの会話も拒否されます。
すぐにかけつけられないので、僕にはどうしようも出来ません。

彼は自分の力では死に至れません。
決心をする為だと思いますが、彼はよく僕に「僕が死ねば、あなたも楽になるでしょ?」とメールしてきます。
もしかしたら、僕がそれを肯定すれば、その反動で本当に自殺してしまうかもしれません。

また、彼は、父親のことを異常に憎んでいます。
僕は、彼の父親への憎しみの感情を、ずっと聞いてきました。

彼は、よく「父親を殺す」という発言をします。
それで、自分も捕まって死刑になれば本望だということも・・・

彼は、常に死ねたらどんなに楽かを考えているようです。

仏法のことを話すと異常なほどに拒否反応を示します。
必ずといってよいほど、その後、ひどいパニック状態になります。
(この反応は自然であり、理由は僕なりにわかっているつもりなのですが。)

なので、最近は話を聞くことに徹しています。
少しずつ、少しずつ、彼がしたいと思えることを見つけて、話を進めています。

彼の日々の変化、成長を見逃さずに、称えてあげる。
そうすると、彼は、身の回りでおきた出来事を、ポジティブに報告してくれるようになります。
その度に、また称えてあげる。

最近、彼は、一つ、「料理」という楽しみを見つけました。

彼は数々のコンプレックスがあり、その一つが自分の体系です。
ダイエットをしようと思っているけど、なかなか出来ない。
気づけば、回りにあるものをすべて食べてしまっているそうです。

僕は、彼に、健康のためにも、菜食的な食事を勧めました。
僕が知りうる料理の方法を教えて、日々挑戦しています。
3日坊主はもうとっくに通り越しました。

今では、僕なんかよりずっと和食中心の健康的な食事をしています。
まだまだ発作が起こると食事のリズムが狂うそうですが、それでも大進歩です。

僕は、自分の野菜栽培の体験なども語ります。
最近、彼は野菜ではないんですが、コスモスの種を買ったそうです。

僕は、今でも、彼の無限の可能性を信じています。
例えば、彼が、アフリカの貧困をなくせるということを信じています。
僕たちが共有するコミュニティでの、彼の必要性を信じています。

それは、僕の信仰心から・・・

「死んだら楽になれる」という考えはいったいどこから来るのでしょうか?
このニュースの男も、この日記で書いた彼も、そう硬く信じています。

人は、宗教を持たなくても、このように信じているものが必ずある。
それを知らないということ、その元を検証しないことほど危険なことはないのかもしれません。