この人は変だと思いますか?


突然ですが、この写真の人は何をやっていると思いますか?

実は、この人は、昨日日記に書いた、オーストリア人科学者のハーマンさんで、街中で自動車と同じ面積の歩行器の中に腰掛けているところです。

サイクリングのすすめ
https://bokudeki.me/autonomy/politics/403

この人は何か変ですか?
普通に考えたら、明らかに変わり者呼ばわりされますよね。

では、この場所に普通に自動車が置いてあったとしたらどうですか?
違和感を感じませんか?

それで違和感を感じないとしたら、既にあなたの脳の中が自動車という根深いウィルスに汚染されていることを意味する、というようなことをハーマンさんは言っていました。

自動車は、外見がかっこよいし、スピードも出るし、社会に溶け込みすぎていて、もはや街中に溢れていても全く違和感なく感じてしまいますよね。

もちろん実験でですが、ハーマンさんは、この歩行器で、街中を走ったりするそうです。
でも、実は、この歩行器は、環境問題は起こさないし、人に当たっても死なせることもないし、騒音もないし、自動車に比べて格段に人間にも環境にも優しいという優れものです。

そんな乗り物が、自動車と同じ面積を占有して悪いのですか?
公共の場において、全ての人は平等な空間利用権を持つのではないのでしょうか?

というのがハーマンさんの問いかけでした。

また、ハーマンさんは、この大きさの歩行器をいくつも用意して、渋滞している道路の状態を、この歩行器に置き換えて、いかに自動車が町を占有しているのかを分かり易く示していました。

これが、交通渋滞の実態なのです。

道路を整備すれば渋滞が解消されるというのが幻想でしかないことは、渋滞で身動きが取れなくなっている多くの都市で実証済みでしょう。

実は、道路を整備すればするほど、渋滞はひどくなるんです。
世界には、10車線以上ある道路が、凄まじい渋滞になっている場所があるそうです。

自動車から得られる自由は、空間が無限にあるという前提でしかありえません。

自動車が無いころは、小さな範囲で知的な管理が求められ、結果的に街がコンパクトにまとまっていました。

しかし、自動車の登場で、もはや限られた範囲での管理が必要なくなり、街は秩序ないままに広がってしまいました。

この時点で、どれだけこれまで生態系の破壊も環境破壊も行われたのかが分かるでしょう。

自動車に依存しているということは、実は、有限の地球を圧迫しているということです。

地球は、紛れもなく閉鎖系であり、資源も空間も有限です。
アメリカ大陸やアフリカ大陸のようなフロンティアももうどこにもありません。

自動車に限らず、みなさんは、例えば、お金があるからって、要らないモノまで買っちゃってませんか?

また、例えば、食べ放題だからって、つい食べ過ぎたりしていませんか?

僕は、一人暮らしっていうのにも、人間の傲慢さを感じます。(自分でしてたので良く分かるのですが・・・)

だって、たった一人のために、どれだけの空間やモノを独り占めしているんですか?

日本では一人で何でも持っている人がいるけど、貧しい国では何も持っていない家族があるということを忘れてはいけないと思います。

我慢する必要はないと思います。

正しい視点に立てれば、我慢することもなく、自ずと生活に反映出来ると思います。

僕もいろいろと勉強中ですので、将来の地球の為に、みんなでいろいろ考えて行きたいです。