会社では、自分を含めた多くの社員がフラストレーションを抱えていて、何かできることはないかといろいろ考えてた。
まず、オフィスには緑が全くなく、ソーシャルなスペースもない。所狭しとデスクや会議室が並ぶ息が詰まりそうなオフィスだ。カジュアルな会話が極めてしにくく、人間関係を円滑にするような構造とは間違っても言えない。入社した時には既にそういう構造になってたから、今からオフィスを大改造するのは不可能。
オフィスビルは、築地市場や銀座なども徒歩圏で、何より、英国のウィリアム王子も訪れた浜離宮恩賜庭園のメインゲートから一番近いという好立地。オフィスからは庭園全景が見渡せるけど、日差しが暑くてほとんどブラインドが締め切られていて、せっかくの絶景が台無しになっている。
そこで思いついたのが、「浜離宮Thursday」という企画。「一週間に一度くらいは仕事をぶった切って昼休みをゆっくり過ごしましょう」という精神の元、曜日を「木曜」と設定し、木曜の昼休みは浜離宮恩賜庭園にお弁当を持ち混んでみんなでお昼を食べようという企画。
元々、昼休みは休むものだし、デスクにいると結局仕事し続けたり、仕事の依頼をされてしまうから、意識してゆっくり休める場を作る必要がある。少ない出費で、大都会のオアシスの中でソーシャルな場が持てる。「国民の祝日」的なイメージで、誰も行かなくてもあり続けるものだし、僕が中心である必要もない。「木曜の昼休みに行けば大抵誰かがいる」っていう状況を作りたい。
この企画を紹介する時、面白おかしく言うのが悪いのか、意外と冗談とか個人的な都合とか思いつきとか取られることが多い。だけど、結構真剣だし、自分のためだけじゃなく会社というコミュニティのために、自分の知識や経験を使ってそれなりに緻密に計算して出た答えだったりする。
今は東京でも異例の猛暑日が続くくらいで、あまり積極的には誘えないけど、この企画の価値に気づく社員が増えるといいなと思う。