
本格的にプログラミングを勉強しようと思い、iMacを買い換えようと決意しました。
今まで使っていたiMacはLate2009の27インチモデル。
画面も大きいし、HDDをSSDに換装したらそれなりに快適に使えてたんです。
けど、スリープに入ると結構な確率で復帰して来ず、その度に強制終了させて再度起動するというトラブルが。。
SMCリセットやPRAMリセットなど、その他いろいろ試してみたんですが、ダメでした。
恐らく、古いiMacなんで、SSDとの相性が良くなかったんだと思います。
そんなこんなで、スリープからすぐに復帰してくれないと不便なので、思い切って買い換えちゃいました。
2012年くらい以降のiMacの基本的なSSD換装方法
買い替えの為に購入したiMacはLate2015の21インチ。(非Retinaモデル)
https://support.apple.com/kb/SP733?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP
中古ですが、これだけ最近のiMacにしては激安の61,096円でした。
元々決めてたんですが、中古だということを良いことに、このiMacもSSD換装してしまおうと企みました。
基本的には、iMacは2012年くらい以降のモデルはこのビデオの通りに実施すれば出来ます。
ただし、ビデオを見て貰えば分かる通り、
- ピザカッターなどでディスプレイをとめている接着剤(超強力両面テープ)に切り込みを入れる
- プラスチックのカードで丁寧に切り離して行く
- 完全に分離させ、HDDをSSDに交換する
- 接着剤(超強力両面テープ)を着けて再び接着する
というデリケートな作業が発生します。
ディスプレイを切り離す時の、失敗から学んだ注意点
今思えば後悔しか無いんですが、ピザカッターの作業の後、恐らくプラスチックのカードで接着剤に切り込みを入れている時にそれは起こりました。
HDDをSSDに入れ替えて、ディスプレイにコードを接続してHDDからSSDに入れ替え…
iMacをテスト起動してみると…
画面に大きな縦線が入って、せっかくの美しい画面が台無しに…
※あまりのショックに写真を撮ってません。。。
プラスチックのカードで接着剤を切り離す作業で細心の注意を払う部分
先ほど紹介した動画では、「画面の中央上部のウェブカメラ部分は注意する」とあったので注意はしたんです。
ですが、僕がやらかした部分は別のところでした。
こちらの画像(切り離したディスプレイの裏側)の丸で囲った左右の部分ですね。
この部分をカードでゴリゴリやってしまうと、ディスプレイをダメにしちゃう可能性が高いです。
iMacの全面から見ると位置関係がこのようになってます。
ディスプレイをダメにし、交換する場合の注意点
とても手頃な価格で手に入れたiMacでしたが、結局、ディスプレイの交換が必要に。。泣
交換用のディスプレイが30,000円ほどだったので、結局、少し高くついてしまいました。
ディスプレイは正常に表示されたが、ファンが高速回転して止まらない。。
注文から1週間ほどかかって交換用のディスプレイが到着し、早速取り付けて接着してみたところ…
起動してすぐにファンが高速回転をはじめ、全く止まる気配がありません。。
OS起動後であれば、Mac Fan Controlというアプリによって高速回転は止められたんですが、やはりOS起動前の高速回転についてはなす術がありませんでした。
この場合、恐らくOSが高温による異常を誤って察知する為、パソコンの動作速度を制限するようです。
確認出来た部分だけで、以下のような現象がありました。
- SSDに取り替えたのに、全く使い物にならないくらい動作が遅い
- Facetimeを起動時に「温度が下がらないと起動出来ない」と言うようなメッセージが出て起動しない
- HWテストを行ったところ、以下のようにSMCに問題がある可能性があると出る(SMCリセットをしても効果なし)
仕方なく、リスクを覚悟で、再度、ディスプレイを切り離すことに。。。
1度目の失敗の教訓を生かし、今回はディスプレイを致命的にダメにすることはありませんでした。
ただ、交換用ディスプレイに付属していた3m製の両面テープが強力過ぎて、ピザカッターで切り込みを入れる際に、ディスプレイ側を傷つけてしまうことに。
一部はディスプレイの縁の部分のガラスにヒビが入ってしまいました。。
まぁ、怪我だけしないように処置すれば、幸いiMacの機能には影響はありません。
高速回転の正体
もっと慎重にやるべきだったんですが、どうやら下図の丸で囲った部分が温度センサーのようです。
このコードは交換用ディスプレイには付いていないので、交換元から取り外して新しいディスプレイに取り付ける必要があります。
ということで、様々な痛みが伴いましたが、何とか再度ディスプレイを接着し、現在は何とかSSDによる爆速のiMacで快適に作業が出来ております。
リスクを覚悟でiMacの分解を行うなら…
僕の場合は最も大きな痛みが伴ったケースだと思いますが、やはり同様のケースでiMacの分解を行う場合にはリスクが伴います。
それでもやるなら、上記の注意点を参考に行って頂ければと思います。
両面テープによっては強力すぎるかもしれないので、以下の専用の分解キット(非公式)を使うといいと思います。
21.5インチの場合 |
27インチiMacの場合はこちら |
ちなみに、入れ替え用に使ったSSDはこちらのSan Disk製の480GBのもの。数年前に購入した時は10000円もしなかった気がするんですが、大分高くなりましたね。。。
それでは、もしリスクを覚悟で実施するなら、Good Luckです!