人身売買とは、
威嚇、力の行使、支配的地位の利用、詐欺、欺瞞を手段として、他人を性的または経済的に搾取することを目的として、国境内または国境を越えて人を募集したり、移送したり、受け取ったりすること
と国連の人身売買禁止議定書では定義されているそうです。

悲しい現実が後を絶ちません・・・
近所のおばさんに連れられ、400キロ離れた街へ働きに出た。料理店に着くはずだった。現実は買春塾。その日から毎晩、十数人のお客をとらされた。

日本で言うなら中学3年生ぐらいの細身の女の子は、少しタイ語を話せるようになった1年後、客だったトラック運転手に逃がしてもらい、歩きに歩いて村に戻ったところで、母は死に、自分はエイズを発祥したと知った。

「私みたいにだまされないよう、子供達に教育を受けさせて」

と、女の子は懇願したという・・・
そして、買春にかかわってエイズを発症し、捨てられた少女たちが、エイズに感染した子を産む・・・

悲しすぎる現実です・・・

また、巧妙に仕組まれた人身売買ルートを経て国境を越え、自由を奪われ、母国へ帰ることもできずに風俗産業で働く外国人女性も後を絶ちません・・・

その最大の「受け入れ国」が、僕たちの国『日本』なんです・・・

「ウェートレスの仕事がある」などとだまされて来日する被害者が後を絶たず、仕事の紹介料など数百万円の借金を抱え、買春を強要されることも珍しくないと言われます。

経済的に貧しい地域や国々から、騙されたり、自分の意志でやってくる過程の中で、不当な契約や搾取をされ、特にバーやスナック、ストリップ劇場などで働かされ、性交を強制させられる・・・

また、下記の日記で書いたように、外国人実習生が強制的に、かつ不法に働かされているなどの状況も現実にあります・・・・

時給300円、使い捨てにされる外国人実習生
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=204219786&owner_id=2247284

人権なんて気にも留めない卑劣な日本人達は、「慰安旅行」や「ゴルフ旅行」などと称し、実際は「買春ツアー」や「集団見合い」などの“買春目的の海外旅行”をしていた時期もありました・・・

でも、今では、海外へ出かける必要が無いように、巧妙な手口で外国人女性を騙して、日本に連れてきて、日本で働かせるのです・・・

15世紀に始まったヨーロッパ人によるアフリカ人奴隷貿易・・・

あんなにあからさまではないですが、同じ性質を持った卑劣なことが僕たちの国で横行してしまっているのです・・・

しかも、多くの日本人は、このことを気にも留めていません・・・

こんなにも悲しい現実が横行する日本社会は、間違っても平和とは言えません・・・

日本で、こんなにも沢山の戦争の種が蒔かれているのに、それでも、僕たちは、自分だけのため、面倒なことに関わらないようにするため、自分を守るために、気付かないふりをし続けてしまっていると思うのです・・・

いや、知ろうともしていないのかもしれません・・・

このような人身売買(トラフィッキング)、女性に対する暴力、滞日外国人の人権擁護などの問題に取り組んでいる全国のNGO、法律家、研究者が連帯したネットワークがあります。

JNATIP(人身売買禁止ネットワーク)
http://www.jnatip.org/

僕は、このJNATIPのことを朝日新聞で知ったのですが、JNATIPは、10/1現在、トヨタの財団から250万円の助成金を受け取っているそうです。

今週木曜日(10月5日)に、アジア財団主催で、JNATIPも参加予定の下記のようなシンポジウムが行われるそうです。

『?人身売買をなくすために? 
    被害者保護と自立支援 ・ アジアとヨーロッパからの報告』
http://blogs.yahoo.co.jp/tenohira_is_for_children/39785095.html

人身売買の「受け入れ国」として日本と類似する点の多い英国と、「送り出し国」としての課題を抱えるカンボジアからパネリストを迎え、人身売買の実態を捉えるための取り組みや、被害者の自立支援について報告が行われるそうです。

僕も会社が休めれば参加したいなと思っているのですが、興味があって行けるという方は是非とも参加して、シンポジウムの内容をみんなで共有出来るようにしてもらえると助かります。