父親と激しく口論したのがきっかけで、それ以来、家の畑仕事を手伝っています。
まぁ、農業といっても主に草むしりなんですが・・・

僕は、うちの土地を維持するための提案を真剣にしたのですが、父親は「あれこれ家のことに口出しする前に、農業の大変さを身を持って味わってみろ!」と言うばかりで、結局、話しの論点がズレたままで話が終わってしまいました。

家の手伝いをするのは当たり前と思う人もいるかもしれませんね。
今までそんなに手伝っていなかったので説得力はないんですが、必要であればいくらでも手伝いたい気持ちはあるんです。

その上で、僕が言いたかったのは、「所有する農地の将来を見据えた持続可能な運用」についてです。

現時点では、うちは、母親が主となって細々と農業を営んでいます。
それでも、うちが消費する以上の野菜や果物の収穫があります。
昨年の収穫分で、うちの家族だけで消費しきれず、腐って捨てられていたじゃがいもの山があった程です。

一世帯にしては土地が広いために、草むしりが大変で、一度、母親が腰をひどく痛めました。
それでいて、うちが所有する土地・建物にかかる固定資産税、所得税、相続税は、毎年半端じゃなくかかります。
毎年の苦労と収穫や土地・建物から得られる収入などと照らし合わせて、これじゃ全く割りに合いません。
うちは、僕が小さい頃に、既に田んぼを手放していて、土地を維持する為に、そこにマンションを建てました。

農家は三代で農地を無くす時代なんて言われますが、そう言われるのも無理はないと思います。
おまけに、農家の後継ぎがいないときていますよね・・・
本当に日本の中小規模農家は壊滅状態だと思います。

それでいて、畑や田んぼを売れば、かなりの確立で新たな住宅地になります。
売れる当ても決まってないのに、相変わらずポコポコ家が建っていますよね・・・
個人的には、これこそ許せないことだと思っています。

こういった流れは下記の日記でも紹介し、その流れを止められる可能性について追求してみましたが。

変わり果ててしまった・・・
http://www.bokudeki.info/2008/05/blog-post_3252.html

そんな背景があり、土地を売らずに、持続可能な運用を実現する方法を自分なりに模索しました。

そして、下記の点から生まれる価値に目を向けました。

 ・うちの家族としての負担を減らす
 ・土地の稼働率を上げ、生産性を向上させる
 ・出来るだけ地産地消をする

これをするには、うちの家族だけでは当然出来ません。

だから、ご近所さんで協力し合い、非営利のコミュニティを組織するんです。

例えばですが、まず、参加者で、実際にローテーションで畑仕事を手伝ってくれる人は、一年間、収穫された作物がただでもらえる。
そして、参加者で、畑仕事をしない人でも、年間5000円とか1万円で、1年間、収穫された作物がもらえる。
土地の所有者は、当然、主体になって畑仕事をして収穫を得て、さらに土地にかかる税金に、収益が充てられる。
もし、お金が余れば、平等に還元するか、翌年の運営資金、又は、不足分があった場合の為に繰り越す。

どのくらいの規模の土地で、どのくらいの世帯がカバー出来るのか分かりませんが、同じように困っている小規模農家は沢山いると思うんで、そういう農家を取り込んで、超効率的に運用していけば、それだけ大きな価値を生めると思うんです。

全くの素人が考えた企画なんですが、例えば、こうやっていろいろ考えていけば、いろいろ突破口はあると思うんです。

まぁ、飛躍しすぎた提案だとは思うんですが、父親からは、何故か「まずは農業の大変さを身を持って知ってみろ」という答えが返ってきました。
自分の身に置き換えて、そんな大変な思いを将来し続けるのは嫌だし、それを未然に回避する意味でも言っているんですが・・・汗

挙句の果てに、コミュニティを組織して畑を運用するなどの可能性を今から検討し、手を打つべきだなどと提案すると、「お前の指図には従わん」とか、「お前には何も残さないから安心しろ」などとかなり破壊的な話になってケンカ別れみたいになって話が終わってしまいました。

これ以上つべこべ言わずに、まずは父親の言うとおりに、農業の大変さを身を持って味わって、そこからまた話しを続けるしかないかなと思いました。

そうして農業体験の日々が始まりました。

僕が栽培した訳じゃないんですが、最近は、玉ねぎ、じゃがいも、いんげん、びわ、にら、ふき、レタス、きゅうりなどの採れたて野菜が食卓に並んでいます。
もちろん、その他、いろいろ栽培していて、これからも色とりどりの野菜がうちの食卓を彩る予定です。
(おまけで、うちの紫陽花ゾーンの写真も入れておきました。)

こんなに豊かな食生活を手放したくないので、これからも頑張りたいと思っています。