数ヶ月前に、長いニート生活から復帰してフルタイムで仕事を始めたルームメイトが、思いがけないボーナスが入って、始めて銀行口座の残高が1000ドル(今のレートで7万6千円ほど)を超えたといって大喜びしていた。そんなの大した事ないって?「普通」っていう基準で判断せず、祝福してあげたい。 

そうそう、アメリカの企業が全部なのか分からないけど、給与が月に二回に分かれて支払われるらしい。だから、一度に入る金額は、月給の半分くらい。 

そのルームメイトは、ニート生活に入る前にフルタイムで働いていた。お金の使い方を知らず、入ったら全部使っていた。貯金はなく、ニート生活の途中でも失業保険で足りない分は人から借りていた。今も貯金は無いけど、それは過去の借金を返している為。社会的な責任に目覚めただけでも大きな前進。 

相変わらず彼の銀行の残高は寂しいけど、彼が長い長いトンネルから抜け出しつつあることを、 僕は知っている。それを祝福してあげたい。 

例えば、「もう学生でも無いんだから、銀行の残高が10万円を超えたくらいで喜ぶな」ということを誰に対しても一律で使う風潮が日本にはある気がする。確かに、そう言える場合は多いかもしれないけど、人によっては、それを祝福すべき場面があってもおかしくない。 

例えば、「社会人になって銀行の残高が10万もない」というのを、一律で「ダメ人間」と評価してしまうところに、社会の歪みがあると思う。あくまで個人個人で事情を把握し、その人の将来性を的確に捉えた上で評価するべきだと思う。