この間、フードカートが密集するブロックの近くで、あるローカルの銀行マンがメガフォンを片手に宣伝をしてた。「大手の金融機関よりうちの(ローカルの)銀行の方がいいですよ!」って。普段はこんな風に公共の場所で宣伝をされることはないけど、Occupyムーブメントを機として見てるんだろう。 

Ocuppyムーブメントの一環で起こっている「大手金融機関の口座を解約してローカルの金融機関に預け直す」っていうのはかなり有効な戦略だと思う。大手銀行に口座を持つメリットはあるけど、気づかないうちにとんでもなく損をすることもある。 

大手銀行に一定の信頼性を感じるのは何故だろう?大手銀行も経営困難に陥って破綻したり合併したりしてるし、それでも信頼感を感じるのは、政府がバックについていているからではないか?国有化するなり公的資金を投入するにしても、元々、僕たちの税金からなので、結局、税金で損をする。 

今、アメリカのOccupyムーブメントで抗議者たちが「金を返せ!」と叫んでいるのは、破綻に追い込まれそうな銀行に次々と公的資金(税金)が投入された経緯があるからだと思う。日本でも長銀は国有化され、りそなが2兆円の公的資金を受け取った。莫大な税金を使って。国民の被害は甚大。 

大手銀行にも十分巨大なリスクが存在し、規模が大きければ大きい程、本当の意味で成功するかどうかは、一握りの経営者たちの倫理観や経営能力次第になってしまう。これは、世界でトレンドになりつつある、大企業•多国籍企業文化の巨大な落とし穴。知らないうちに税金で損をするということ。 

それに、大きな範囲で活動する銀行にお金を預ければ、それだけ自分の地域の人にお金が貸される可能性が低くなる。銀行選びも投資であり、自分の身の回りの人が特に恩恵を受けるような銀行選びをした方が得。それぞれの地域単位でお金が循環すれば、世界全体として経済が最も安定するはず。