うつ病って恥ずかしい事なのかな?
僕は、うつ病を軽蔑する人間を良く見かける。
ドキュメント’03で、高校で、ラグビー部を設立した先生の話がやっていた。
部員は全く経験ないし、ラグビー用の備品もないし、ゼロからのスタートといってよい状況だった。
その先生は、とりあえず、必要なもの(ユニフォーム等いろいろ)を自腹で用意しようとしていた。
予算は100万で、それも奥さんと話し合った結果だという。
ユニフォーム代くらいは出すという部員がいたり、卒業してから働いて返すという部員がいたりで、100万全部使うとは限らないけど、僕はすごいなと思った。

普通の人には出来ないよね。
むしろ、みんなは「バカじゃね~の?」って思うかもしれない。
でも、僕は、その先生の笑顔や、伝わってくる優しいオーラ、それを素直に受け取る部員たちの事を考えると、それだけの価値があるんじゃないかと思った。
話を聞くと、その先生はかつて、ひどいうつ病だったらしい。
学校でも先生としての態度が取れないし、家でも何をするんでもなく、ため息ばかりだったらしい。
自殺も考えたという。
どうやって乗り越えたのかの具体的な話はなかったけど、その結果、「お金より大事なもの」を見出す事が出来たんじゃないかと思う。
奥さんは、そういう彼を見て、一緒に悩み、苦しみ、乗り越えたからこそ、100万をラグビー部の為に使う事も了承したんだと思う。
僕も、実は、自分でうつ病だと感じる時期があった。
本当に苦しかった。
何が苦しかったのかって、この苦しさを相談出来る人もいないし、相談してもその人の態度が他人事のように感じられたり、相談しても無駄だと思ったり・・・
見えてくる僕の未来が、すべてネガティブなものになってたり、辛くても、泣くことさえ出来なかったり。
僕はやっぱり一人ぼっちなんだと感じたり・・・
僕は、自分である程度、これを乗り越えたから、今の自分があると思ってる。
まだ漠然としてるけど、すご~くいろんなものが見えてきた。
だから、少なくとも、僕は、うつ病になる人を軽蔑する気にはなれない。
むしろ、僕は、うつ病になって、乗り越える努力をして良かったと思う。
うつ病になる人間って限られてるかもしれないけど、今、うつ病で苦しんでいる人も、うつ病になる人を軽蔑している人も、
うつ病を乗り越えてすごく強くなった人も、みんな同じ人間なんだし、みんな同じ弱さ、同じ強さを持っていて、
同じような気持ちを持てば同じようなことが起こって、同じような結果になったりするものだと思う。
そうやって、悩んでる人、苦しんでる人を見た時に、自分も経験する可能性がある事だと思って、みんながみんなその人の気持ちになれると素晴らしいなって思う。
Last Update : 2003/12/30