予定通り、Urban Planning: Environmental Issuesクラスで、江戸の持続可能性に関するプレゼンをしようと思っています。
プレゼンの内容と流れはこんな感じになる予定です。

■江戸の一般的なイメージ
 ・サムライ
 ・サムライスピリッツ
 ・鎖国
 ・腹きり

これらはすべてキーワードとして後で出て来る。
今日は、ちょっと違った視点、持続可能性という視点でプレゼンする。
江戸は世界から注目される持続可能な社会のモデル。クラスのテキストでもモデルとして紹介されていた。

■持続可能性の定義
 ・定義の引用
 ・3Es(Environment, Economy, Equity)のバランス
 ・持続不可能ということは多かれ少なかれ破滅に向かっているということ:現時点で、持続可能な国は無い、ということは?

■持続可能性という観点での江戸の概要
 ・当時、江戸は世界最大の都市だった。人口は100万人を突破。LONDONより多かった。
 ・戦国時代を経て、江戸は250年に渡り平和な時代になった。
 ・鎖国政策により輸入を制限していたので、自給自足の必要があった。
 ・森林資源的に恐ろしく脆弱だったが、逆に美しい緑の環境を作り保持した
 ・経済は堅調に伸びていた(0.3% a year)
 ・貧富の差がそれほど無かった
 ・ペリー来航により、持続不可能な欧米式開発路線に急転換、今では極度の輸入依存社会に

■Environment(環境)
 ・最初に訪れた欧人が驚嘆した程のきれいな街
  ・ほとんどが自然エネルギーである太陽光エネルギー使用(イギリスが産業革命の化石燃料依存真っ只中の時に)
  ・見事なまでの3Rs(Reduce, Reuse, Recycle)社会(現代ではLandfillへ世界の貧しい地域へ、現実的に極度の貧困層にとっては宝の山。こんなになる前に、江戸の人々は日常的にゴミを出さずに3Rsで資源の需要を減らし徹底的に有効利用していた・・・)
  ・人糞もMake Money出来る貴重な資源、肥料として有効利用(現代は都合の悪いものは見えないところへ隠すが・・・)
 ・ポリシーの面
  ・鎖国、輸入を制限し、自給自足社会を実現(今の日本との比較)
  ・旺盛な建築・開発により、環境破壊は確かに起こった。
  ・しかし、ここからが他の文明と違った。
  ・幕府のポリシーで消極的管理、植林を積極的に進めた、支配層が主導して贅沢を嫌う風潮
  ・街がCompact, Walkable, Densityだった、ポートランドでもキーワード

■Economy(経済)
 ・戦争が無かったことが、経済に余裕を与えた(皮肉にも、平和なばかりにほとんどの侍は本職を失ったが・・・)
 ・多様で大勢の3Rs職人(自営業)、3Rs自体が日常的な仕事だった。
 ・色濃い文化(寿司、相撲、歌舞伎、浮世絵)、すべて元々はただの大衆の日常の一部だった
 ・文化が発展すると経済が発展
 ・大量生産-大量消費-大量廃棄なしで経済発展

■Equity(社会的公正)
 ・欧人のコメント:上層も下層もあまり変わらぬ家に住んでいる。公職に付いていないものはかなり自由な生活を楽しんでいますが、支配層に属する日本人はひどい拘束に耐えて暮らしています。
 ・ムラの制度、在(村・ムラ)と町(都市)との分離。支配層が介入しない農民による農村の自治。農民にはかなり自由があったらしい。
 ・寺子屋(Incomeに応じた格安料金で教育が提供されていた)、識字率の高さ、日本地図の価値を理解し、庶民がボランティアで手伝った。
 ・士農工商というSocial System→役割であって、あからさまな格差があるわけではない(ちなみに、商人より職人、農民の方が身分が上だったということもポイント)
 ・責任という観点では逆ピラミッド
 ・腹きり→侍にとって、国の価値を台無しにするということは、死にも値することだった。常に人々の模範にならなければならないと思わせる倫理規範が存在した。
 ・武士道:宗教としてではなく、倫理規範として暗黙の了解的に存在。卑怯を嫌い、徳や義、仁を重んずる。今の日本では形骸化。新渡戸稲造が書き残したので読んでみて欲しい。

■結論
3Esを見事にバランスさせた江戸は、持続可能な社会の模範。日本では、「あと3年で世界は江戸になる」という本を書いた人がいるくらい。日本は、江戸という素晴らしい時代が存在したということを誇りに思うと同時に、江戸の時代に立ち返り、国の持続可能性を見直すべき。

ちなみに、クラスでプレゼンする前に、来週行われるJapan Nightでも同じプレゼンをしようと思っています。
このJapan Nightは、毎週、ダウンタウンにある教会で行われているCoffee Houseという集まりの一貫として企画されていて、企画をしているFocusという団体も、キリスト教の方達で構成されています。
彼らは、大学と連携して、留学生のサポートに尽力してくれていて、とても感謝しています。
このJapan Nightでは、僕が日本の曲を数曲弾き語る予定でもあります。
結構人が来るのでかなりプレッシャーですが、日本の文化を外国人に伝える為に頑張ってこようと思っています。