シンガポールから帰国して、僕の無事帰国のメール報告に対して、Nixkは早速返信をくれた。
彼の打ち込んだ一文字一文字に彼の人間の大きさを感じてしまう。

僕は、はっきりいって、旅行中の沈黙の長い5日間、彼に付きっ切りでシンガポール中案内してもらって、しかも、飯から交通費からほとんど奢ってもらってしまって、さらには家にまで泊めてもらっちゃって、さすがに迷惑だったんじゃないかと心配していた。

だけど、彼は、恩着せがましいことは一切なく、何も無かったかのように普段どおりのメールを返してくれた。
僕はそれだけで涙が出てきた。。。

僕は良く知らなかったんだけど、外国人向けに東京を案内するボランティア団体があるらしい。
彼はそれを知っていて、シンガポールで同じような事がやりたいと言っていた。
彼にとっては、自国に来てもらえるという事自体が喜びなんだと思った。

僕は、Nixkのしてくれたことすべてに心の奥底から感謝している。
でも、Nixkは、シンガポールに来てくれたという事だけで僕に感謝してくれている。

お互いにとって、感謝されるという事自体が奇妙な事に映ってるかもしれない。
少なくとも、僕はNixkに感謝される事は何一つしていないように思う。
場合によっては、お互いに「お前が感謝するのはおかしいじゃねぇか!お前がそのつもりなら、俺はこれで感謝返ししてやるぅ!!」って言ってケンカになる事も考えられなくない・・・

こうやって、小さな単位からだとしても、無数の「感謝の報復」が世界中に広がって行ったら何て素晴らしいかと思う。

何十年かかるか分からないけど、僕はこの「感謝の報復」旋風を世界中に巻き起こしたいと思う。

日本とシンガポールという、かつて血を流し合った国同士の青年の友情から・・・