卒業するまでに、テストのコツを掴むことは、結局、出来なかった。アメリカ人なら時間が余るくらいでも、日本人の僕にとっては時間制限がとても大きかった。問題を読むのも遅いし、質問の意図を正しく把握するまでにも時間がかかる。結局は、よく準備をして、当日、集中出来るように体調を整えるくらいしかないかもしれない。
だけど、ペーパーの課題であれば、時間さえかければいい点は取れる。僕の受けたクラスは、テストよりペーパーの課題の方が圧倒的に多く、ものすごく時間をかけた結果、好成績を収めることができた。専攻のクラスだけなら、平均GPAが3.72だった(4.00が最高)。
ペーパーの課題は得意な方だった。元々、日本語で文章を書くのが好きだったのもあるけど、一番大きかったのは、書きたいネタがあったということ。よく、日本語で文章が書けても英語で書けるとは限らないって聞くけど、日本語でいい文章が書けることは、むしろ大前提だと思う。
個人的には、2003年よりブログを書いていて(日本語で)、どうやったらもっと読者に伝わる文章が書けるのか、試行錯誤しながら続けてきた。その中で、テクニックだけでは乗り越えられない壁があると言うことに気づいた。テクニックばかりで中身の薄い文章は巷に溢れている。
「ネタ」というレベルでも、実体験や人間性というものは文章に滲み出てきてしまう。この域のことは、学術論文レベルのテクニックがあってもどうしようもない。逆に、僕の場合は、テクニックは乏しいけど、ネタやアイデアが豊富だったから評価されたのだと思う。教授が欲しいのは、むしろ後者なのだ。