■若い男から110番、出てみれば「ゴキブリが気持ち悪い」
(読売新聞 – 05月06日 03:03)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=479660&media_id=20

昨日、新聞で見ましたが、みなさん、このニュースどう思いますか?

僕は、いよいよ日本人のモラルが深刻な危機を迎えているんじゃないかと思いました。

個人がそれぞれで勝手に予測不可能なことをやり出す。しかも、周りはそういう状況に対しても無関心。

これは、明らかにモラル崩壊のサインではないでしょうか?

「ただだから何でもお願いしちゃおう」

そういう軽い考えで、緊急性のない110番通報が急増しているのだと思うんですが、全く無責任なことですよね。

多くの人がこういった緊急性の無い通報で回線を塞いでしまえば、もっと回線を太くしなきゃいけなくなるかもしれない。
埒があかず警察官が出動する回数が増えれば、警察官の更なる増員が必要になるかもしれない。

みなさん、ご存知の通り、110番サービスは、僕たち国民の税金から成り立っています。

これを、ただで持続させられるかどうかは、僕たち国民にかかっているんです。

最近も騒がれている医療制度の問題もそうですよね。

もちろん、役人たちの間の天下りなどで相当無駄が出ているのも事実だけど、医療制度が持続可能にならないのは、利用者である僕たち国民のモラルの問題もネックになっていると思うんです。

実は、国民の意思次第で、日本でも医療費を無料にすることも可能だと思うんです。

最近、マイケル・ムーア監督の映画「Sicko」を観たんですが、カナダやイギリス、フランスの医療制度がどうして無料で持続できているのかを考える良いきっかけになりました。

これらの国の国民は、「社会に属している」という意識が強いと思うんです。

「権利は勝ち取るもの」という意識で、フランスでは特に市民運動が活発ですよね。

そうして得た権利を、社会で共有し、みんなで大事に育んで持続可能にしていくという意識なんだと思います。

一方、日本では、こういった意識が著しく弱いですよね。

戦後の劇的過ぎる個人主義への転換により、「個人主義」に対して多くの人が勝手な解釈をしてしまい、「身勝手な個人」を生み出す結果となったのではないかと思います。

今の日本では、多くの人が、進んで組織に所属するのを避けたがりますよね。

「個人はあくまで個人であるべきだ」など、勝手な理屈を並べて、責任逃れをしているだけのような気がします。

物理的に組織に属しても、「個人」でいることは可能だということを僕は知っています。

良く考えると、実は、組織に属していない人間っていないですよね。

家族、地域、市町村、国、地球、もっと言ってしまえば宇宙の単位も、僕たちが所属する組織と見ることが出来ると思います。

この意識が欠ければ欠けるほど、その組織で暮らす人に迷惑がかかることになります。

地球規模で考えれば、この迷惑は、例えば、日本人の自己中心的な振る舞いから、世界の貧困、飢餓、水不足をさらに深刻化させることによる大量虐殺という形にもなり得ると思います。

日本の多くの問題は、こういった国民の「組織に属している」という意識の欠如から生まれ、さらに、世界の数々の深刻な問題は、日本人が変わらないことによっても厳然と起こされているのではないでしょうか。

組織は人間によって作られるものなので、当然、完璧ということはありえないでしょう。

それはどの国の社会でも同じことで、大事なのは、責任を持って進んで組織に属し、良くしていこうと思う個人がどれだけいるかで、その国、その社会が決まってしまうと思うんです。

持続可能性の高い国々では、やはり国民の帰属意識は高いです。

Sickoを観て思ったのですが、アメリカ人も日本人も、あまりにも外国の状況を知らなさ過ぎだと思いました。

自国のことにしか関心がなければ、自国の政治や経済、福祉のシステムが常識であり、それが当たり前だと錯覚してしまう危険性があります。

でも、実は、外国には常識破り(日本人から見て)のシステムが満載なんです。

僕を含めて、「狭い島国の考え方にとらわれていつまでも進歩の無い国」から脱却するヒントの一つは、こうやってまずは世界に目を向けることなのかなと思いました。

で、何か宣伝みたいになっちゃいましたが、今までの主要な日記をまとめてブログを始めて、「海外事情」というラベルに僕なりにカルチャーショックを受けたことをまとめましたので、興味があれば見てみて下さい。

Best I Can -僕に出来ること- 「海外事情」ラベル
http://www.bokudeki.info/search/label/%E6%B5%B7%E5%A4%96%E4%BA%8B%E6%83%85