地球は完全な『閉鎖系』の世界です。

どんなにわがまま言って、夢のマイホーム、憧れの外車、欲しいアイテムなどを根こそぎ手に入れ、欲望に任せて何不自由ない理想の生活を手に入れても、地球上のスペースは限られていて、食料、資源も完全に有限です。
この地球上に、無限の資源と無限のスペースがあるという前提で、思う存分自分の夢や理想を追求出来る感覚が味わえるようなフロンティアは、もうどこにも存在しません。

この閉鎖系の地球で、僕達が『開放系』の思考でこれからも生き続けるとすると、僕にはこんなに恐ろしいシナリオが見えて来てしまいます・・・

例えば、10数年前のルワンダで起きた大量殺戮は、部族間の殺戮という見方が大勢ですが、部族内での殺戮も起こっており、土地の人口維持能力を超えた人口増を調整する為の殺戮だったという説もあるようです。(J.Diamond)
産児制度に反対するカトリック教徒の影響もあり、人口増加率3%以上の年が続き、人口増加率1956年に200万人だった人口は1994年には800万人に達したと言われているそうです。
ルワンダは、アフリカのスイスと呼ばれたほど緑豊かで風光明媚な土地だったそうですが、人口増加と共に農地面積も急激に増え、山の山頂まで耕され、森林面積も減り、その結果、風雨による栄養土の流失を促し、やがて不毛の地に変わって行ったそうです。

ルワンダの大量殺戮がその結果の殺戮だったとしたらみなさんはどう思いますか?

このままのペースで進めば、2050年には世界の人口が100億人を突破すると言われています。

世界の食糧生産量が、世界人口の維持能力を支えられなくなった時、いや、その前に、僕達先進国の人間が、満足行く量の食料を得ることが出来なくなった時、食糧危機にかすりもせずに生きてきた僕達はどういう行動に出るでしょうか?

仕方なく我慢する人、今までの生活レベルを下げるのに抵抗がある人、それが絶対に受け入れられない人など、受け止め方に個人差が出てくると思います。

タイムリーな話題としては、今、日本は、世界のマグロ漁獲量の実に4分の一を独占していましたが、このマグロが今、中国の巨大な胃袋のパワーの影響などで、供給不足に陥り価格が高騰してますね。

では、いよいよ事態が深刻を極めてきたときに、それが我慢できないといった人はどういった行動にでるでしょうか?

ある人は、何らかの方法で無理やり自分の満足する分を確保する人も出てくるでしょう。

またある人は、先ほど書いたルワンダの説のように、自分の生活水準を守る為に、弱い立場の人を排除することを自分の中で正当化してしまう人も出てくるかもしれません。

ここで重要なのは、上記の2つのシナリオは、どちらにしても結果は同じ『大量殺戮』なのです。
実際に手を下すか下さないかの違いに過ぎないと僕は思います。

僕達には自覚がないだけで、今も現在進行形でこういったことはこの世界で起こしてしまっています。

そんな悲惨なことを起こさない為に、この地球上では、限りある食料や資源、スペースを分け合って、争うことなく平等に、一人一人が我慢しながら、細々と生きて行かなければならないのです。

では、僕たちは、地球という、こんなにも限定的な中で、消極的で悲観的に生きていくしか道は残されていないのでしょうか?

既に、僕は、必ずしもそんな必要はないということに気付いています。

僕たちには「心」があるんです。

「心」はいくら使ってもなくなることはありません。
「心」には宇宙大の無限のスペースが存在します。
人間が一生かけてもとてもすべての場所に行きつけないほどの、想像を軽く超えてしまう程のスペースです。
ていうか、何しろ無限なんです。
この心の旅を続ければ、すぐに、アメリカ大陸なんて味気なく感じるほどの派手で華やかで夢に満ち溢れたフロンティアに行き着くことが出来るでしょう。

「心の世界」では、「我慢」をする必要なんて全くありません。
好きな時に、好きなところで、いくらでも好きなことが出来ます。
世間や常識や様々なしがらみなんてちっちゃ過ぎる世界から一気に解放されます。
すべてが自由な世界です。
何も気にする事無く、自分の夢や理想を追求できます。

現実ではとても形を変えられないようなモノの形が変えられます。
現実では矛盾と言われても、それは矛盾にはならないんです。
例えば、必ずしも白が白ではなく、必ずしも1+1=2ではなく、2つを比較して、どちらでもあるけど、どちらでも無いということが自然に存在する世界です。

そう、人間なら誰もが持っている『心の世界』は、究極的な『開放系』の世界なのです。
目に見えるモノしか信じられない現代人の僕たちは、この「心の世界」を軽視し過ぎではないでしょうか?

もちろん、この「閉鎖系」と「開放系」という対極にある世界の間の超巨大なギャップが、現実世界に歪みを及ぼすこともあるかもしれません。
僕にもその辺は良く分かりません・・・

でも、現実世界で起きている様々な歪みは、この完全な閉鎖系の地球で生きる僕たちの欲求不満から来ているのだと僕は思います。
人々が、究極的な開放系である「心の世界」への扉を開けば、少なくともこの欲求不満は劇的に減ると僕は思います。

僕たちが共有する究極的な目的、『世界平和』と『みんなの幸福』とは、人々の『心の旅』なくしては決して実現することはないと僕は思います。

みなさんはどう思いますか?