■万引き見過ごすな…被害の全通報、警察庁が通達
(読売新聞 – 04月21日 11:22)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1184157&media_id=20

このニュースを読んで、以前あるクラスで読んだNeighbor Powerという本を思い出した。
この本は、アメリカのシアトルのコミュニティ再構築についての取り組みを紹介している本です。

その中で、シアトルのCourtland Place Neighborhoodという、”the toughest two blocks in Seattle”と呼ばれるまでに荒廃しきった近所の話があった。
一度、警察のパワーを駆使して、他の近所と同じレベルまで治安が回復したらしいけど、時が経つにつれて、またかつての荒廃しきった状態まで逆戻りしてしまったらしい。

対処に困った警察は、対策を現地のコミュニティに任せる(丸投げする)ことにした。
で、そのコミュニティで取った対策とは、荒廃したストリートの一角の土地でコミュニティ・ガーデンを始めることだった。

その活動は、コミュニティのメンバーを動員するのにとても適したもので、年齢問わず、多様なスキルを持った人が集まり、そこにいる多くの人を巻き込んで大きなムーブメントに発展していった。

結果的に、コミュニティの結束力が強くなり、警察には到底成し得なかった治安の持続的改善を達成してしまった。

というお話。

以前書いた下記の日記では、「万引きをする」という子供たちの選択肢を奪うだけでは解決にならず、もっと他の望ましい選択肢を社会全体で積極的に用意してあげることが必要ということを書いた。

大人たちが悪い
https://bokudeki.me/essay/realization/181

このコミュニティ・ガーデンとは、その望ましい選択肢の一つなのかなと思った。