ちょうど一年前に、ろくに英語も喋れなくて、海外旅行はといえば姉と一緒に行ったハワイしかなかった当時の僕は、会社に無理言って休みを取り、無謀にも一人でアメリカに乗り込みました。
8泊9日かけて、サンフランシスコ→ロサンゼルス→ティファナ(メキシコ)→サンディエゴ→シアトル→バンクーバー(カナダ)を巡ってきました。
あの過酷過ぎる旅からまだ1年しか経ってないんだ?って言うのが実感です。
それだけ、この1年はいろいろあって物凄く長く感じます。。。
今思い返すと、あの旅は本当に波乱万丈の旅だったと思えますね・・・
今となっては笑い話で済ませられるんですが、旅行1日目からハプニングだらけで、相当なプレッシャーを感じてしまって、強烈なホームシックにかかったことを良く覚えています。。。
アメリカに着いて早速公衆電話を使うのに相当手間取ったことも、
初めて乗ったBart(地下鉄)のダイヤが狂っていて逆方向に走っていることに気付かなかったことも、
カルトレイン(列車)で居眠りしてしまい終点まで行ってしまったことも、
夜中の11時過ぎにバークレーのホテル目指して1時間以上歩いたことも、
寝坊してホテルのチェックアウト時間をオーバーしてしまったことも、
国内線に乗り遅れたことも、
飛行機の非常口付近に座って非常時担当係になってしまい非常時の説明が全然聞き取れなかったことも、
夜の8時過ぎに危険なロスのダウンタウンのホテルに向かわなければならなかったことも、
不安で不安で眠れなかった夜も、
もう一回やれっていわれても、正直、今度は全部乗り切れるか分からない・・・汗
本当に、ちょっとでも気を抜けば、いくらでもハプニングが起こり得たから、この9日間はずうっと気が張り詰めていた。。。
でも、今思えば、この経験は今の自分にすごく活きて来ているような気がする。
何しろ、相当に度胸がついた。笑
何も、ネガティブなハプニングだけではなかった。
この旅での一番の財産は、「出会い」だった。
英会話の先生の紹介で、ほぼ各地で人に会えた。
サンフランシスコでは、ミヤタさんという語学留学中の人(初対面)に会って、ダウンタウンをいろいろ案内してもらい、おまけに、友達とシェアしている高級なマンションにお邪魔させてもらった。
ミヤタさんに連れて行ってもらえた屋台が並んでいるところで食べた蟹とクラムチャウダーの味が未だに忘れられない!
サンディエゴでは、レドナというアメリカ人女性と会って、彼女の友達と、妹さんと妹さんのボーイフレンドとオシャレなデザート屋で楽しい時間を過ごしたりした。
彼らは日本語を喋れなくて、僕はほとんど片言の英語だったけど、僕も含めてみんなすごく楽しそうで、最後に、店にあった紙にそれぞれのメッセージを書いてプレゼントしてくれた!
ロサンゼルスでは、アメリカSGIの教学部長の方に、忙しい中ほぼ半日割いてもらって、ロサンゼルス内をドライブしてもらった。
アメリカSGIの教学部長というからにはどんな高級車で来るんだろうと思いきや、予想を大きく反して、ポンコツとも呼べるふるーい型の日産車で現われましたよ。彼は。(車は走り出しましたが、スピードメーターは動きませんでした。。。おまけに、ガソリンメーターは振り切ったまま・・・汗)
これこそが仏法を保つ者のすごいところだなぁと思いつつ、ほんとロサンゼルス中をドライブしてもらって、おまけに、アメリカSGIの本部も訪れて、ちょうど来ていたアメリカ全土の青年部をまとめている青年部長ともがっちり握手してきました!
シアトルでは、英会話の先生のお父さんとお姉さんの旦那さん(お姉さんとは急遽会えなくなってしまった・・・)と会って、何度か食事をしてきました。
おじさんには、旅行の計画段階から、ホテルの予約や列車の予約など、相当にお世話になりました!
おじさんは、僕がシアトルに無事着いて落ち合えた時に、「いや?大したもんだよ!」としきりに言ってかなり驚いていたんだけど、おじさんは、僕がそこまで辿りつけないと思っていたのだろうか・・・汗
カナダのバンクーバーでは会える人がいなくて、孤独な旅になることが予想されていたんだけど、ここでこの旅最大のハプニングが起こりました!
シンガポール人Nixkとの出会いです!
ほぼノープランでかなりナメ切って臨んだ初めてのカナダで、何をすれば良いのか分からず路頭に迷っていた時に、彼は話しかけてきてくれました!
最初は、正直、かなり疑ってかかってたし、シングリッシュ特有の発音で聞き取れなかったのもあり、さよならして逃げようかと思った。
だけど、その後、ブリティッシュコロンビア大学やチャイナタウンに行き、ホテルもシェアした。
そして、何と、奇跡的に、彼は、シアトルから成田への同じ時刻の航空券を持っていて、一緒に日本に帰ってきた。笑
Nixkが日本滞在中に、1泊だけ平塚の実家に泊めてあげて、湘南平に連れて行ったり、高尾山に登ったり、東京都富士美術館で行われていたナポレオン展にも連れて行ってあげた。
それから、翌年のチャイニーズニューイヤーに、今度は、僕がシンガポールに行って、Nixkの実家にお世話になったんだ。
この旅は、宿泊費はかからなかったし、飯代、現地の交通費など、ほとんどNixkが払ってくれたので、\43000くらいしかかからなかった。(ほぼ飛行機代・・・)
彼は、国民性から来るものなのか、ほんとうに厳しい人だ。(自分がすごく甘い人間に見えてくるほどに・・・)
でも、それは100%友情からくるもので、3月にSkypeで話しつつメッセンジャーで話して、僕に、下記の日記で書いた固い固い決意をさせてくれた。
3.16の決意
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=102551628&owner_id=2247284
今も、この決意が僕を支えている。
今までの人生を振り返ると、僕は素晴らしい出会いに恵まれてきたと思う。
バイトの活動にしても、バンド活動にしても、ネット上で出会った人たちにしても、海外で全く見知らぬ人の親切に触れたことも沢山ある。
だけど、僕にも、人並みに、人に騙されたり、傷つけられたり、人の醜い部分を見てきた。
それでも、僕がこれまで出会いに恵まれてきたのは、それでも人を信じて根気良く関わって来たからだと思う。
Nixkの出会いにしても、偏見と偽善の疑いで入ったら、すぐに何かと理由を着けて逃げて行ってしまうだろう・・・
その分、本当の人の善意に触れることがなくなる。。。
僕は、こうやって、人の善意が、ことごとく偽善の疑いをかけられ、台無しにされてしまう現実を知る度に、すごく悲しくなる・・・
人の善意に触れられない人生ほど味気ないものは無いと僕は思う・・・
カナダの人は、すべてに“why(なぜ)?”と聞くそうで、whyが尽きるまで対話し、一度納得すると、絶対に揺るがないのだそうだ。
ただ避けるだけじゃなくて、こうやって根気良く疑問点を聞きだすだけで、相手の本質を見抜く事も可能だと思う。
そうすれば、相手が善意で対応してくれているなら、その善意を確実に受け取ることが出来る。
もちろん、僕もまだまだ未熟なところがあるけど、こう考えるだけで、人との出会いを恐れなくなった。
たとえ、騙されたって、ひどいことされたっていいんだ。
それより、僕は新たに人の善意に出会って、その人との友情を大切にしたい。
この旅の最大の収穫は、ここにあるのかな~と振り返ってみて思った。
ということで、この旅の紀行文をご紹介しちゃいます!
初級アメリカクエスト2005 -アメリカ西海岸縦断編-
http://ameque2005.jugem.jp/
印刷したら見やすいワード形式のファイルも用意してあります。
http://eternal-t.dyndns.org/Adventure_Travel_to_US.doc
この紀行文を新風舎出版賞に応募したところ、入賞一歩手前の「最終審査候補作品(出版化推薦作)」に選ばれちゃいました!
この日記で書いた通り、8429作品中、273位タイということになります。笑
8429作品中、273位タイ
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=150000133&owner_id=2247284
初めての試みでここまでいけるなんて自分でもびっくりです!
来年もチャレンジして、今度は入賞を目指します!