茂木健一郎さん @kenichiromogiの連続ツイート「フリーランスは素晴らしい」(http://togetter.com/li/201086)を読んで、関連する過去のつぶやきを拾ってきました。茂木さんの連続ツイートのテーマは、本当に共感出来るものばかりです。

あと数十年すれば、カート・ビジネスの時代が来ているような気がする。ダウンタウンの活性化を実現するのは、巨大ビジネスを展開している郊外の富裕層というより、むしろ、ダウンタウンのスラムに住む無数のショッピング・カートを使った起業家たちだと思う。

街中で、ショッピングカートを押しながら、空き缶やペットボトルなどリサイクル品をかき集め、スーパーなどに売るホームレスの人々は、立派な起業家。ピークオイルを迎えて今度は郊外からスラム化が始まれば、そういった中心市街地でカートビジネスをする人々が経済の主人公となるかもしれない。

ピークオイルを迎え、今度は郊外からスラム化が始まった時に、治安や汚さなどで生活の水準を下げられない人や、大企業至上主義を生きてきてカートビジネスなど零細なビジネスに根強い偏見がある人は、路頭に迷うことになるはず。

マクドナルドのようなチェーンビジネスで一番問題になり易いのは、利益追求の為に従業員をパーツのように扱い、従業員の創造性や可能性を著しく制限する形でビジネスが行われることだと思う。

「マクドナルド」とポートランドの「フードカート(屋台)」を対比してみる。前者は、ビジネスの効率性と、ある一定の「品質」と「安心感」がある。だけど、果たして消費者はそれでどれだけ得しているのだろうか?僕が一番注目する点は、「従業員の可能性がどれだけ活かされているか」だ。

一軒一軒のフードカート(屋台)は、いろんな面でマクドナルドには勝てないけど、それぞれのオーナーは自由に想像力を発揮させ、多様でユニークな料理とサービスを提供出来る。無数のカートが集まれば、全体としての価値はマクドナルド一辺倒よりずっと高くなるに違いない。

ポートランドの食文化は、アメリカの中では異端と言えるほど豊か。多様で質が高い。マクドナルドなどの巨大チェーン店とフードカートなどの無数の零細起業家が競合出来るような環境は、アメリカには他には無いと思う。零細起業家の事業の方が、最も従業員の自主性や当事者性が開発されやすいということ。