ジブリ映画「もののけ姫」は、宮崎駿監督が構想に10年かけた作品だと言われている。「風の谷のナウシカ」の時代では表現しきれなかったものを「もののけ姫」に込めたと聞いた。確かに、いろいろと設定が微妙で、解決が困難な社会問題をいくつも散りばめて絶妙に構成させているなと思った。 

この映画は、観れば観るほど深い映画だと思った。女性が元気で人々がある一定の満足感を感じ忠誠心を持っているコミュニティが、独裁者の女を筆頭に一体となって自然を征服しようとする。こんな微妙な設定は見たことがなかった。 

この映画で個人的に受け取とったメッセージは、自然を征服しようとするようなグループにも良い面があり、全否定は出来ないということ。そして、自然を征服した後に気づける自然の価値と、自然を破壊し尽くした後、時間はかかっても、人間次第でまた同等の自然を取り戻すことは可能ということ。 

「失敗したらそこで終了」なんてことは無いと思う。その失敗からどれだけ学び、その後の行動に結びつけるかで、失敗する前よりもより良い状態に持っていくことは十分可能なはず。